【1.子供のプラシュナ

前回の続きで、子供のプラシュナをやります。
今日は不妊についてです。

 

〔不妊〕

プラシュナチャートに以下の相があると、不妊を示します。

  • 太陽と土星が8室に在住し、それが太陽か土星の星座(=獅子座・山羊座・水瓶座)なら、妻が不妊であることを示唆します。
  • 月と水星がともに8室に在住なら、その女性は不妊です。
  • 8Lが8室に在住している時、その女性は母親になれないか、または子供を産む能力がないでしょう。
  • 凶星が5室で減衰し、他の凶星からアスペクトを受けている時、その女性は不妊となります。

 

また、子供に関する指標の一つに、ビージャ・スプータとクシェトラ・スプータという物があります。

〔ビージャ・スプータ(Beeja Sphuta)〕

・太陽と木星と金星の経度を足した度数の地点のこと。

男性に適応され、子供・子孫に関して重要な役割をします。
ビージャ(Beeja)は「種」、スプータ(suphuta)は開花を意味します。

ラーシとナヴァムシャにおいて、どちらもが奇数の星座にビージャ・スプータがある場合は、子孫を得る可能性が高いです。両方とも偶数の星座ある場合は、子孫を得る可能性が低いです。一方が奇数であり、他方が偶数の場合、子孫を得るのが遅れることがあります。

 

〔クシェトラ・スプータ(Kshetra Sphuta)〕

・月と火星と木星の経度を足した度数の地点のこと。

女性に適応され、子供・子孫に関して重要な役割をします。
クシェトラは畑・野原(field)を意味します。

ラーシとナヴァムシャにおいて、両方とも偶数の星座にクシェトラ・スプータがある場合は、子孫を得る可能性が高いです。両方が奇数の星座ある場合は、子孫を得る可能性が低いです。一方がが奇数であり、他方が偶数の場合、子孫を得るのが遅れることがあります。

ビージャ・スプータとクシェトラ・スプータには以下のようなものがあります。

  • ビージャ・スプータが凶星に傷つけられているか、偶数の星座(女性星座)にあるか、8室に在住するか、8Lとコンジャクトしていることが、プラシュナ・チャートとサプタムシャ・チャートに見られるなら、その男性の精子に問題があるでしょう。
  • 月がプラシュナチャートかサプタムシャ・チャートで傷ついていると、排卵が起きないか、または卵子が成熟しないなどの卵巣に関わる問題を示唆します。
  • プラシュナチャートかサプタムシャ・チャートにおいて、クシェトラ・スプータが凶星に傷つけられているか、奇数の星座(男性星座)にあるか、8室に在住するか、8Lとコンジャクトしている場合、その女性の子宮に問題があるでしょう。また、ホルモンの異常により胎児の成長が起きない時は、木星が凶星により傷ついています。
  • 「道(path)」は7室が示し、「妨害」を示す惑星は土星です。傷ついた土星がクシェトラ・スプータから7室に在住すると、卵管が閉塞・妨害している可能性が高いです。これは調査により観察されています。
  • 同様に男性に関して、ビージャ・スプータから7室目に土星が在住していると、性管の障害、射精の障害が考えられます。
  • また、プラシュナチャート、またはサプタムシャ・チャートで木星が傷ついていると精子が作られない(無精子症)

以上です。

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