【ナクシャトラ】 19.ムーラ (とゴッホ)
19.ムーラ
シンボル:束ねられた根
支配神:死滅と崩壊の女神・ニリッティ(=“calamity”:不運)
支配星:ケートゥ
使命:アルタ
体:足(くるぶしから下)、体幹の左側
ヨニ;犬
グナ;ラジャス
ヴァラーミヒラによると「月がムーラにある人は、高慢な態度、金持ち、幸せ、他を傷つけようとしない、硬く固定した意見を持つ、贅沢に暮らす」とのこと
〔性格〕
ニリッティは悪と堕落を擬人化した神であり、しばしば繁栄の女神・ラクシュミーの対極に位置しているアラクシュミーとして知られる。
ニリッティは直接、物質的な困窮を引き起こすか、もしくは繁栄を得た後に、その悪化を引き起こす。
根は、目の届かないところに深く突き進むことから、ムーラは文字通り、または比喩的に、または科学的に、哲学的に、深い探求の形として、深い底にあるものを得ることと関連する。その人はムーラに位置した星に従って物事を深く探求するが、この追及が豊かさを生み出すことはないかもしれない・・・とりわけ、その星が凶星である時には顕著である。ムーラは根のように、地表に育つのではなく、土の中へ入り込んでいく。だから、ムーラは世俗的な繁栄には反している。前宿のジェーシュターでの半隠者は、ここでは完全な隠者になってしまう
なぜなら、ニリッティとムーラは豊富とは対極にあるものだからである、例えば、仕事の10室支配星がムーラに在住している時、その人はその仕事を深く探求しているにも関わらず、世の中の基準では繁栄・成功していないかもしれない。
このコンビネーションを持つマーチン・ルサーキング牧師は、彼の職のレベルから見て、財産は見合ったものではなかった。
ニリッティは、反対・逆行・損失を暗示し、ムーラは反対と誰かの損失に対しての貸し借りに関連する。
ラグナか月がムーラにあると、技術があり、頭がよく、大衆を魅了する演説を行う才能に恵まれる。物事の深い真相を探り、時に深刻なほど考えすぎてしまう真面目さがある。
そこから端を発し、精神世界へ入っていく人もいる。
また、ムーラは病気の原因となる細菌のように目に見えない起源を意味する。
また、根は基礎、始まり、原因を意味する。また根は薬をして多く使われることから、ムーラは薬に関係する。また、ムーラの根が束ねられていることは、ある種の自制、束縛、活動の制限などの意味が、このナクシャトラにはついて回る。
また仲間から裏切られる傾向が際立ってある。
〔職業〕
世俗的な利益の追求を目的とする仕事よりも、学問的な追求、研究といった真理追究的な作業に向かうことが望まれる。
薬関連、医者、ヒーラー
司祭・大臣、仕官、裁判官、大きな協会・団体、研究者、論客、演説者、政治家
根や花やフルーツを売る人(八百屋?)
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管理者コメント:
このムーラを書いている時・・・
「例えば、仕事の10室支配星がムーラに在住している時、その人はその仕事を深く探求しているにも関わらず、世の中の基準では繁栄・成功していないかもしれない」
との言葉から、ゴッホのことがピーンと来ました。
ゴッホは絵の道を追求しますが、生きている間に売れた絵はたった1枚だけ・・・
生活は、弟のテオの仕送りのみでした。
道の追求、隠遁、貧困・困窮という、ムーラのキーワードにぴったり来ます。
http://matome.naver.jp/odai/2134298635769183301
きっと、いずれかの星がムーラと関わっている気がします。
wikiに行き、誕生日を調べると、1853.3.30オランダとのこと
時間が分からないから、12:00に設定して出してみました
やはり、木星とKeの両惑星がムーラでした。また、14:30以後の生まれだと、月もムーラになります。(我ながらいい感してると、自画自賛!^^)
ラグナは分かりませんが、絵を追及したことにより、木星・Ke、月のいずれかが、10室、5室、3室支配星ではないかと考えられます。
アセンダントが分からないので、月ラグナで簡単に見てみます。
●月が蠍座(ジェースタ)だとすると・・・
2L→2Hで木星定座、2室は強くて、財運が良さそうだけど実際には悪いのはムーラのせいか?
5L→2Hでムーラ、また、5室は金星・高揚で芸術才能であるが、火星と太陽から傷あり。才能がありながらも売れなかったり、恋愛運が悪かったり、困窮したのは、この木星のムーラと金星が凶星からの傷つけられたためか・・・
月のジェースタは、友人が少なく、「追及」と「半隠遁」、9Lでもあり、道徳的・宗教的傾向。
●月が射手座(ムーラ)だとすると・・・(トリプルムーラになります)
3L→5H、10L→5Hで芸術才能。また、兄弟運良し(弟からの仕送りあり)。
月と木星(ガジャ・ケーサリー)が1室で、有徳・宗教的な傾向(ゴッホは若い頃、伝道師を目指していた)
Ke・1室で隠遁(人生後半は精神病)。7室Raで、対人関連のトラブル(友人が少なく、ゴーギャンとも仲たがいした)、恋愛もトラブルや失恋ばかりでした。
どっちも、当てはまりそうで、なかなか判断できません・・・でもやっぱ、トリプルムーラかな・・・
時間があったら、ダブルトランジットで合わせてみようかな・・・(ダシャーも)
ゴッホの言葉です
「僕の人生はそれほど長くないだろう。
だから僕は一つのことしか目に入らない
無知な人となって仕事をするつもりだ。
ここ数年のうちに何がしかの仕事をやりとげてみせる。」
道の追求、隠遁、貧困・困窮・・・まさにムーラっぽい人でした。
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2014年10月1日追記
shiiさんより、ゴッホの出生時刻のデータを教えていただきましたので、
正しい出生図を下記に載せます・・・shiiさん、ありがとうございました。m(__)m
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2014年10月11日追記
shiiさんのコメントでにて、アインシュタインが出てきましたので掲載します。
ゴッホと似ております。
関連記事:
- 【惑星の強さ】:「定座」と「ムーラトリコーナ」と「高揚」の違い
- 【ナクシャトラ】ナクシャトラの性別とその応用
- 【ナクシャトラ】 18.ジェースタ
- 【ナクシャトラ】 17.アヌラーダ
- 【ナクシャトラ】 21.ウッタラ・アシャーダ
ISOPさん、こんばんは。
遊びにきてみました。
さて、ゴッホについて興味を持ったのでAstro-Databankで調べました。
出生記録によれば午前11時のようです。
http://www.astro.com/astro-databank/Van_Gogh,_Vincent
ついでにテオも。
http://www.astro.com/astro-databank/Van_Gogh,_Theo_%281857%29
Rodden RatingでAAとはいえ、どれだけ信頼して良いかは分かりませんけど。
上記を適用するとゴッホのジャンマ・ナクシャトラはジェーシュタ、ラグナは双子座になると思います。
貼り付けてくださったものとだいたい同じチャートですね。
おおー!shiiさん、いらっしゃいませm(__)m
調べていただいて、ありがとうございますm(__)mm(__)mm(__)m
ゴッホの出生時刻のデータ、あるんですね!絶対ないと思って、調べもしませんでした。
月はジェースタで、ラグナは双子ですか・・・
ちゅうことは、ラグナからだと10Lと7Lが追及と困窮のムーラ在住ですね。
月ラグナだと2Lと5Lがムーラ・・・
仕事と創作を追求・没頭するけど、金回りと恋愛運が良くないという相ということで納得です。
何も知らずに見れば、Keはあるものの、7-10L→7Hの定座(ムーラトリコーナ)の木星で、仕事運や恋愛運は良いと判断しているかもしれません・・・
ナクシャトラも使って鑑定している人はあまり見たことないですが、こう見ると、ナクシャトラも使えるかもしれませんね。
ISOPさん、お返事ありがとうございます。
まだまだ引っ張ってみました。
当該出生時刻ですと、晩年のメンタル的に厳しい時期がちょうど月期、死期は月-ラーフになりますね。
月期はラーシでも主要な分割図(D3、D9、D12、D30)をみても確かにメンタル的に難しそうです。水の星座ばかりですし。
他に興味深い点として、Slow moving planetたちがラーフを中心にD1でラージャヨーガを形成しています。
ダシャーの巡りに恵まれませんでしたし、火星によってスポイルされている感もありますが。
あとは、ラグナからみても月からみても、完全型ではないとはいえ、いくつもヴィパリータ・ラージャヨーガがありますね。
あるケララ出身の占星術家によれば、古代のリシ達はナクシャトラの知識に基づいてあそこまで精密なナディ・リーディングを行ったそうです。
殆どがシークレットな部分でしょうけど。
最近だと、KPやMeena 2 systemはもちろん、James Kelleher先生はナクシャトラのシンボリックな使い方をよくしますし、ラオ先生のところだとPrashna Shastraを著されたDeepak Kapoor先生なんかはナクシャトラ支配星をよく考慮している印象があります。
あと、最近出版されたKomilla Sutton先生のナクシャトラのテキストは面白いと思いました。
shiiさん
返信、ありがとうございます。
>月期はラーシでも主要な分割図(D3、D9、D12、D30)をみても確かにメンタル的に難しそうです。水の星座ばかりですし。
なるほど・・・確かに傷つけられてるか、コンバーストか、減衰の星座かの場合が多いですね。興味深いご指摘です。
私も主要な分割図を見て気が付きましたが、ムーラ在住の星が多いですね。
・D1: Ju(7-10L)、Ke・・・仕事と結婚の追求と困窮
・D9: Su(9L)・・・修道士の希望と挫折
・D3: Sa、Ju、Ke・・・テオの人生
・D7: Ke
・D10: Sa(5-6L)、Ma(3-8L)・・・仕事系
もう、どれだけムーラ好きなの??って感じですね。^^
兄弟(テオ)運を示すD3は、ラーシとかなり似た配置です(D1で度数の小さい星が多いため)
ムーラはさらに一つ増えて、Sa,Ju,Keの3つがムーラです。
ゴッホの死後、狂人になって亡くなったそうですが、ゴッホと同じように何かを求めて苦しい人生だったのかもしれませんね。
あと、JuとKeは度数が近いから、分割図でもこのコンジャクトが多いのも気になりますね。
>他に興味深い点として、Slow moving planetたちがラーフを中心にD1でラージャヨーガを形成しています。
ダシャーの巡りに恵まれませんでしたし、火星によってスポイルされている感もありますが。
ラーフ、ケートゥのラージャ・ヨガって、私はあまり使いませんが、支配星座をそれぞれ水瓶座と蠍座と見てでしょうか?
それとも、ラーフやケートゥは、ケンドラやトリコーナ支配星とコンジャクト・アスペクトすると、ラージャ・ヨガ・カラカになるといったことでしょうか?
しかも、よく見たらムーラトリコーナ在住ですね。
ムーラトリコーナか、高揚の星座に4つ以上星があると、それだけで特別なラージャ・ヨガを形成するらしいです。(ゴッホではJu、Ve、Ke、Raが対象です)
>あとは、ラグナからみても月からみても、完全型ではないとはいえ、いくつもヴィパリータ・ラージャヨーガがありますね。
ふむふむ・・・なるほど。
困難なのちに幸福がないといけませんが、なんか困難だけで終わっちゃいましたね^^;
それとも、死後の評価のことを示しているのかな?
>あるケララ出身の占星術家によれば、古代のリシ達はナクシャトラの知識に基づいてあそこまで精密なナディ・リーディングを行ったそうです。
>殆どがシークレットな部分でしょうけど。
そうですか・・・ナクシャトラ、恐るべしですな!^^;
ナクシャトラ占いをもっと極めたいですね。
ナクシャトラを編集してて思ったのが、ムーラもそうですが、アールドラーにも星が入ると、ちょっと嫌な感じだなぁと・・・(ムーラの対局にあるのも不思議な感じです)
http://indian-vedic-astrology.com/nakshatra.html#n6
私のチャート見たら、土星(7・8L)と水星(3・12L)がアールドラーに入ってました。
そう言えば、私の人生は、結婚や恋愛、人間関係が元で苦しむな~と納得しました(まぁ、12室在住の影響もありますが。)
>最近だと、KPやMeena 2 systemはもちろん、James Kelleher先生はナクシャトラのシンボリックな使い方をよくしますし、ラオ先生のところだとPrashna Shastraを著されたDeepak Kapoor先生なんかはナクシャトラ支配星をよく考慮している印象があります。
あと、最近出版されたKomilla Sutton先生のナクシャトラのテキストは面白いと思いました。
Shiiさん、英語が達者ですね!というか、勉強家ですな!!
英語の苦手な私は1冊読むのに半年~1年はかかります。
Meena 2 systemは初めて聞きました。
私の見た本の中では、ナクシャトラの象徴する体の部位を使って病気を言い当ててる人がいました。
ご推薦のテキストを勉強してみます。
ありがとうございましたm(__)m
ISOPさん、こんばんは。
Slow moving planetsのヨーガは、ラーフがケンドラorトリコーナでトリコーナorケンドラ支配星とコンジャンクトorアスペクトのことです。
通称青本にもノードはトリコーナ(特に5H, 9H)でヨーガカラカになるとありますが、BPHSにもある通り、より一般には上記です。
ただ、ゴッホのチャートでは質が高くないのでラーフ期などにもあまり期待できないと思います。
その他、exalted 5L Ve in 10Hのマラヴィヤ・ヨーガやラージャヨーガ、土星と水星のコンビネーション、ヴィパリータ・ラージャヨーガもあまり機能しそうにないですね。
ニーチャバンガラージャヨーガも機能しなさそうですし。Saのニーチャバンガ・カラカのVe, Ma, Suが全て10Hというのもこのチャートの面白い点ですが。
葛藤、苦悩、失望の多い人生はラーシからよく読み取れますが、死後のここまでの名声が読み取れなくて、何かそういうコンビネーションでもあるのだろうか・・と良く分かりません。
あと、分割図での度数、ノードの星座支配、ノードのムーラトリコーナや高揚について、私は使わないので何とも言えません。
気づいたのですが、出生時刻が正しいのであればゴッホのホロスコープは有名なアインシュタインのホロスコープと似ているのですね。
双子座ラグナで月が蠍座、魚座にマラヴィヤ・ヨーガの金星を含む惑星集中。
アインシュタインのチャートでは金星期とそれに引き続く太陽期に成功がもたらされたそうですが、納得です。
パラーシャリ占星術では、ラグナごとにどの惑星が吉星、凶星、マラカ、ラージャヨーガを形成する惑星といったものがありますが、AmazonのKindle版で購入できるMarc BoneyによるGolden Keys to Jyotishは結構おすすめです。
もちろんラオ先生の青本にも記述されていますが、予備校的解説という点ではMarcのテキストを読むと頭に入りやすいと思います。是非どうぞ。
ちなみに、ナヴァムシャは非常に重要ですが、ラグナはどうなのだろうと少し考えました。
当該時刻での射手座ナヴァムシャだと金星期、太陽期とも5H, 5Lとの関連があって、割とそれっぽいようです。
さらっと経歴を読んだだけですが、名作は金星期よりも太陽期らしく、確かに太陽はよいと思います。
月期が8L in 4Hしかも魚座で、12LのMaからアスペクトということで、メンタル的に厳しいこともよく説明できます。
ナヴァムシャ・ラグナをあわせようと思うと多くの検討が必要なのでそれ以上は突っ込みませんけど。
あるいは飛び道具で、ナヴァムシャチャートに基づいてナヴァムシャのみで適用されるジャイミニダシャーを計算してみるとか。
アールドラも確かに難しいナクシャトラで、Deityはルドラ、シンボルはteardropだったと思います。
クリシュナヤジュルヴェーダのTaittiriya Brahmanaにある説明はこちら。
http://vedanet.com/2012/06/13/shaktis-of-the-nakshatras/
ルドラはthe lord of wild animalsだったのですね。
Light on Lifeを確認していたら、アールドラは、アシュレーシャ、ジェースタ、ムーラとともにsharp nakshatraに分類されるとのことでした。
ただ、事象的なフレームワークを決めるのはナクシャトラよりもあくまでも惑星とハウスかと思いますが。
そういえば、ナクシャトラの各種分類に関連して、自分では全然検証したことがないのですが、子供の性別決定について支配星(第1子だったら5L)が在住するナクシャトラに基づくものが比較的精度が高いそうです(Ansari先生の結婚鑑定のテキストによれば)。
Light on Lifeにはより精巧な手法が解説されているので、是非検証してみて下さい(いつも他人任せ 笑)。
私もKPとMeena 2 Systemは学んだことはありません。
authenticなものが好きなので。
ただ、ナクシャトラ支配星は一般的なナディ占星術なんかでもよく考慮されると思います。私も以前はそれって単にヴィムショッタリのスキームでの支配に過ぎないんじゃないの?って思っていましたが、最近は気にせず利用します。
例えば、画家のホロスコープでは3H, 5H, 10H、それとVeとSaの絡みが重要と思いますが、ゴッホの場合VeとSaがナクシャトラ・パリヴァルタナをしています。
もちろん、(チャートが正しいとして、)それ以外の方法で画家ということを読んでもよいでしょうけど。
というわけで、すぐに脇道にそれるので長くなりました。
また、いつか遊びに来られたらと思います。
shiiさん、詳細な返信、ありがとうございます。
非常にためになりますm(__)m
>Slow moving planetsのヨーガは、ラーフがケンドラorトリコーナでトリコーナorケンドラ支配星とコンジャンクトorアスペクトのことです。
>通称青本にもノードはトリコーナ(特に5H, 9H)でヨーガカラカになるとありますが、BPHSにもある通り、より一般には上記です。
なるほど・・・解説、ありがとうございます。勉強になりますm(__)m
そういえば、ラーフとケートゥの支配星座をそれぞれ水瓶座と蠍座として考えるのは、あまり見たことないですね・・・
>ただ、ゴッホのチャートでは質が高くないのでラーフ期などにもあまり期待できないと思います。
>その他、exalted 5L Ve in 10Hのマラヴィヤ・ヨーガやラージャヨーガ、土星と水星のコンビネーション、ヴィパリータ・ラージャヨーガもあまり機能しそうにないですね。
なるほど・・・そうですね。
・金星は傷が大きいし、コンバースト気味・・・
・土星-水星コンビネーション(1-9ラージャヨガ)は、土星が減衰の星座。しかも8室支配。水星にとっても敵対星座・・・
・ヴィパリタは、アスペクト・コンジャクトがあるから、不完全ですか・・・
shiiさんのおっしゃられるように、ちょっと微妙な感じですね・・・^^;
>葛藤、苦悩、失望の多い人生はラーシからよく読み取れますが、死後のここまでの名声が読み取れなくて、何かそういうコンビネーションでもあるのだろうか・・と良く分かりません。
ほとんど取得するものがなかったゴッホですが、11室で、8室がらみのラージャヨガ(1-9)があります。これも何かを意味しているはずです。
これを例えば、「苦悩(死)とともに名声を得る」みたいな意味に取ることはできませんかね・・・
あと、仕事のD10では、射手座にJu+Ma+Sa+Keの惑星集中。牡羊座では、太陽が高揚(ちょっとオーバーしてますが)+月があります。
ゴッホの誕生時間(11時ぴったり)が正確とは思えませんので、おそらく高分割図のラグナはあてになりません。D10でいろいろラグナを考えてあげれば、偉大な仕事や死後の名声が出てくる可能性もあります。
個人的には、D10のラグナは1個ずれて、獅子座じゃないかな~と見てます。
D10で獅子座ラグナだとすると・・・
●9室に高揚したラグナロードの太陽と12Lの月・・・金ではなく、偉大な作品・精神性を追及。1L高揚で偉大な仕事をするが、1-12コンジャクトで生きてる間には世には出ない。偉大かつ隠遁気味の精神?
●創作の5室は惑星集中で複雑、4-5-6-7-8-9LとKeが絡む・・・創作に関連して、偉大な作品と苦悩を象徴?
●10L→6H・・・トラブルが多い仕事。10Lが金星で、芸術系も示唆。
●取得の11室には、12Lの水星・・・死後の取得(名声)?
なんてふうにはならないですかね・・・
って、かなり、こじつけてみましたm(__)m)
>気づいたのですが、出生時刻が正しいのであればゴッホのホロスコープは有名なアインシュタインのホロスコープと似ているのですね。
>双子座ラグナで月が蠍座、魚座にマラヴィヤ・ヨーガの金星を含む惑星集中。
>アインシュタインのチャートでは金星期とそれに引き続く太陽期に成功がもたらされたそうですが、納得です。
おおー、確かに似てますね!
しかし、すごい10室ですね。高揚VeにニーチャバンガのMe、10室(ディグバラ)の太陽。8(研究)-9(法則)LのSa。ラージャヨガ多数!また、仲良し3人組のVe-Sa-Meのコンジャクションは、「王様になる。名声。博識。世界的な栄誉をうける」組み合わせだそうです。(インド占星術の秘法(上)244p)
確かに金星と太陽期は良さそうですね!
あと、9室の木星や、火星が8室で高揚+Raも興味深いですね。
ノーベル賞取ってるから11室になんかあると思ったけどないんですね・・・その代わり、11Lが高揚だからええのかな・・・
追加で、アインシュタインも貼っておきますm(__)m
>パラーシャリ占星術では、ラグナごとにどの惑星が吉星、凶星、マラカ、ラージャヨーガを形成する惑星といったものがありますが、AmazonのKindle版で購入できるMarc Boneyによる>Golden Keys to Jyotishは結構おすすめです。
ありがとうございます。amazonで調べてみました!
おお?!プライム会員だと0円ですね!
これを期にプライム入ろうかな・・・悩むなぁ・・・^^;
まだ、Light on Lifeがまだ読み終わってませんので、これが終わったら購入してみますm(__)m
>ちなみに、ナヴァムシャは非常に重要ですが、ラグナはどうなのだろうと少し考えました。
当該時刻での射手座ナヴァムシャだと金星期、太陽期とも5H, 5Lとの関連があって、割とそれっぽいようです。
>さらっと経歴を読んだだけですが、名作は金星期よりも太陽期らしく、確かに太陽はよいと思います。
>月期が8L in 4Hしかも魚座で、12LのMaからアスペクトということで、メンタル的に厳しいこともよく説明できます。
ふむふむ、なるほど~!
最初、蠍座かなと思いましたが、(晩年における、8L→7H:対人の悩み、2L→6H:金銭トラブル、7-12LのVeと1-6LのMaが10H:仕事上での対人トラブル・病気、1室にSa:精神病、9L→5H:創作は良し)、でも、それだと月が良すぎでダシャーが合わないですかね・・・射手座の方が合う気がします。
>ただ、事象的なフレームワークを決めるのはナクシャトラよりもあくまでも惑星とハウスかと思いますが。
そうですね・・・まだ、使い方はさっぱりです。どういう時にどう使うのか、ナクシャトラの応用の仕方をもう少し学んで行けたらと思います。
>そういえば、ナクシャトラの各種分類に関連して、自分では全然検証したことがないのですが、子供の性別決定について支配星(第1子だったら5L)が在住するナクシャトラに基づくものが比較的精度が高いそうです(Ansari先生の結婚鑑定のテキストによれば)。
ふむふむ・・・
Light on Lifeからちょっと抜き出すと・・・
・5L→アシュビニーだと子供がいないことが示唆される。
・5室支配星がアールドラーにかかわると、最初の子供は女の子であること、もしくは子供が得られない(不妊)が示唆される。
・5室支配星がプシュヤに入ると、子煩悩、かわいがる
・5室支配星がハスタと関連すると、子供ができないか、子供について問題が生じるかもしれない。
などなど・・・
だそうです。
>ただ、ナクシャトラ支配星は一般的なナディ占星術なんかでもよく考慮されると思います。私も以前はそれって単にヴィムショッタリのスキームでの支配に過ぎないんじゃないの?って思っていましたが、最近は気にせず利用します。
そうですか・・・私は頭がこんがらがりそうです^^;
ナクシャトラの支配星や体の部位などがありますが、星座にも支配星があり、また室または星座が象徴する部位、また、それぞれのナクシャトラの象意と室の象意、これらをどう使い分けていいのか、まだ良くわかっていません。
ご推薦いただいた本で勉強してみますm(__)m
>また、いつか遊びに来られたらと思います。
たくさんの情報と、ゴッホの詳しい鑑定をしていただき、非常に勉強になりました。
またいつでもお越しください。
ありがとうございましたm(__)m
ISOPさん、コメントありがとうございます。
私の方も考えるきっかけになって楽しかったです。
(1)子供の性別の話ですが、Light on LIfeでのナクシャトラの個別の解説の前の各種クラシフィケーションの中に確かGender of Nakshatrasという項目があるので、そのことでした。
(2)ということを一応お知らせしておこうと思ったのですが、ついでですので双子座ラグナの興味深いホロスコープをもう一つ。有名人のホロスコープをあまり追いかけるのもどうかとは思いますが。
Bill Gatesです。Astrodata Bankの時刻だと蟹座ラグナになりますが、一般的には双子座ラグナという見解が多いと思います。
(チャンドララグナからみて、)もっとも完全なヴィパリータ・ラージャヨーガの一例として挙げられます。
パーパカルタリがありますが、金運という点では生来的凶星(特に火星とラーフ)の影響があった方が手段を選ばなくなって良さそう(笑)
チャンドラ・アディヨーガもあります。チャンドラアディヨーガでは木星をぜひ7室に入れたいところですが。
金星期に入って間もなくマイクロソフトを創設し、一気に上り詰めました。
shiiさん
返信、ありがとうございます。
返信遅くなり、申し訳ありませんm(__)m
なんか、急に鑑定掲示板に依頼者が殺到してまして、パンク状態です^^;
>(1)子供の性別の話ですが、Light on LIfeでのナクシャトラの個別の解説の前の各種クラシフィケーションの中に確かGender of Nakshatrasという項目があるので、そのことでした。
ちょっと見直してみました。
ありました~!飛ばして読んでました^^;
●男性:アシュビニ、プナルヴァス、プシュヤ、ハスタ、アヌラーダ・・・
なるほど・・・
次の鑑定(←子供持ちの人)の時に使ってみます!
また、皆様にも役立ちそうなので、今度、記事にもしてみますねm(__)m
また、ちょっと前に、うちゃさんのブログで、性同一性障害の人のことを議論してたんですが、星座の性別で検証してもダメだったんで、ナクシャトラの性別で見たら何かわかるかもしれません・・・ちょっと今度、検証してみますm(__)m
>Bill Gatesです。Astrodata Bankの時刻だと蟹座ラグナになりますが、一般的には双子座ラグナという見解が多いと思います。
(チャンドララグナからみて、)もっとも完全なヴィパリータ・ラージャヨーガの一例として挙げられます。
ビル・ゲイツの方も、ご紹介、ありがとうございます。
調べたら、鑑定屋さんも、双子座でやってました。
http://www.kanteiya.com/famousepeople/BillGates.htm
興味深いチャートですね!(なんちゅう5室だ!^^;)
鑑定が忙しいので、今度しっかり見てみますm(__)m
ちなみに、私も、ヴィパリタは多いですよ~!(全部、コンジャクトやアスペクトがありますが)
・6L→8H、 8L→12H、 12L→12H、(8Lと12Lのコンジャクトもヴィパリタかな?)
があります!
ヴィパリタ・コンプリートっす!ヴィパリターナですな!^^
ちなみに、月とアセンダントは同居なんで、チャンドラ・ラグナからも、すべてヴィパリタです!
私もビル・ゲイツのようになるということですな!^^
って、その気配すら全くない・・・^^;
こんばんは。
思い出したかのように登場してみました。
掲示板で性同一性障害の方の鑑定をされているのを拝見し、興味深かったので私もホロスコープを作成してみました。
基本的に心理面は月と水星、4室、5室に着目してみるとよいと思います。
(水星はより知性的な側面に関連しますが、月の子供なので月の傷を(知性により)ある程度緩和するのに重要です。)
そして、特に月に着目して少なくともシャドヴァルガをチェックする必要があります。
月と水星の状態だけでなく、両者の位置関係もわりと着目すべき事項のようです。意外かもしれませんが、両者が互いにケンドラのポジションにあると、吉星の保護がない限り、心理的に不安定になりがちです。水の星座が絡んだりするとなおさらですね。
ナクシャトラ・ジェンダーに関する検証を楽しみにしていますね。
Bill Gates、ラオ先生も双子座のヴァルゴッタマラグナで考えているようですね。
恐らくあまり興味がないからか、どれだけきちんと検証したのかは分かりませんが。
http://www.journalofastrology.com/article.php?article_id=66
配偶者の特徴からさらっと見た限りでは双子座ナヴァムシャも正しそうです。
ところでムーラは根っこを意味するだけあって、天文学的には銀河の中心があるのですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Galactic_Center
そしてムーラとそのトリコーナには3つの男性惑星のムーラトリコーナがあります。
他の4つの惑星のムーラトリコーナはムーラからのウパチャヤの位置になります。
どういう意味があるのかは知りませんが。。
ISOPさんのチャートを拝見いたしました。
ダシャーがくれば株とかその手のものでうまくいきそうな感じがありますね。そういえば同じコンビネーションを持つC.S. Patel先生も経済占星術に通じていたようです。
ヴィパリータ・ラージャヨーガは確かになかなか判断が難しいですよね。
よく参考にされるのはウッタラ・カラムリタの第4章第22節です。
ISOPさんのホロスコープの場合、12室のものの方が上質と思いますが、ホロスコープでの水星と土星のコンビネーションが指し示すものを金星が指し示すものが同調しない、ないし犠牲になるような感じはあるでしょうか。友好的な惑星同士なので、コンフリクトを生じるという程ではないように思います。
shiiさん、こんにちは
いつもコメント、ありがとうございますm(__)m
>基本的に心理面は月と水星、4室、5室に着目してみるとよいと思います。
ふむふむ・・・φ(.. ) メモメモ
情報、ありがとうございますm(__)m
4室は「心の平安」を司りそうで分かりますが、5室はどのような作用になるのでしょう?
.
>月と水星の状態だけでなく、両者の位置関係もわりと着目すべき事項のようです。意外かもしれませんが、両者が互いにケンドラのポジションにあると、吉星の保護がない限り、心理的に不安定になりがちです。水の星座が絡んだりするとなおさらですね。
へぇ~~!そうなんですか!貴重な情報、ありがとうございますm(__)m
次から気をつけて見てみます。
燕さんも、月・水星ケンドラ・吉星保護無しですね・・・
ちなみにビルゲイツも月・水星ケンドラ・吉星保護無しのようです(しかも月は水の星座)
.
>ナクシャトラ・ジェンダーに関する検証を楽しみにしていますね。
もっとサンプル数がほしいですな。
性同一性障害の人、鑑定依頼に来ないかな~^^
ナクシャトラのジェンダーは役立ちそうなので、記事にもしてみますm(__)m
.
>Bill Gates、ラオ先生も双子座のヴァルゴッタマラグナで考えているようですね。
>恐らくあまり興味がないからか、どれだけきちんと検証したのかは分かりませんが。
>http://www.journalofastrology.com/article.php?article_id=66
>配偶者の特徴からさらっと見た限りでは双子座ナヴァムシャも正しそうです。
ふむふむ、ナヴァムシャで双子座ラグナだとすると・・
1室にMaSaで理系っぽい、で5Lの金星ですか・・・なるほど(当然7室にもアスペクト)
でも、1室に凶星2つ(MaSaCo)で、かつ6L+8L+12Lで、ドシュタナコンプリートです。
これ1室なんで、ヴィパリタにならないですよね・・・?
1室がこれだけ傷だらけで大丈夫ですかね?・・・ちょっと不安(当然7室にもアスペクト)^^;
晩年の慈善活動を見ると、牡牛座ラグナで、1室・木星・ガジャケーサリー、月はラグナからケンドラでニーチャバンガの方が、なんとなく合う気がします。
ちなみに鑑定家さんは、D9・牡牛座ラグナでやってますね・・・(というか出生時間が29日になってるけど、大丈夫かな?)
ちなみにビル・ゲイツですが、ラーシで月の両隣、4室分星がないですね・・・
ナヴァムシャでも片側5つ、もう片側2室分星がないです(Ra、Ke、Suは除外)
なんかすごいケーマドルマですな(どちらも7室に星あるからバンガされてるけど)
孤独で苦しんでないかな・・・^^;
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>ところでムーラは根っこを意味するだけあって、天文学的には銀河の中心があるのですね。
>http://en.wikipedia.org/wiki/Galactic_Center
>そしてムーラとそのトリコーナには3つの男性惑星のムーラトリコーナがあります。
>他の4つの惑星のムーラトリコーナはムーラからのウパチャヤの位置になります。
>どういう意味があるのかは知りませんが。。
おお~!すごく面白い指摘です!!^^
ムーラのトリコーナだから、ムーラトリコーナ?
もしかしたら、語源はそうなんですかね?
もう4つはムーラウパチャヤに名前を変えないといけませんね。
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>ISOPさんのチャートを拝見いたしました。
>ダシャーがくれば株とかその手のものでうまくいきそうな感じがありますね。そういえば同じコンビネーションを持つC.S. Patel先生も経済占星術に通じていたようです。
いや~、見ました?お恥ずかしい。^^;
しかし、株とかも、頼みの火星君がガンダーンタですから、あまり期待はできませんね。
木星も弱い~(T_T)
ラグナ・月ラグナ・太陽ラグナはすべてパーパカルタリ、どのラグナからでもドシュタナ4つ、アダマ・ヨガ、火星とラグナはガンダーンタ、月はコンバースト、ラーフ・ケートゥは減衰、土星と水星アールドラー・・・
まともな星が一個も無いです(T_T)
でも、自分では気に入ってます^^
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>ヴィパリータ・ラージャヨーガは確かになかなか判断が難しいですよね。
>よく参考にされるのはウッタラ・カラムリタの第4章第22節です。
おお!そんなところにあったのですか、知りませんでした・・・これですな↓
Sloka 22. : If any one of the following three yogas, viz.,
(a) lord of the 8th occupying the 12th or 6th ;
(b) lord of the 6th being placed in the 8th or 12th ;
(c) lord of the 12th being posited in the 8th or 6th ;
(d) the said three lords being connected in any way, by mutual interchange of places, mutual aspect or conjunction and are at the same time free from such relation with other planets,
the person born will become a great king lording over other kings and blessed with fame and wealth.
訳してみますと・・・
連句22:以下の3つのヨガのうちいずれか1つ、すなわち・・・
(a) 12室または6室を占めている8室の支配星
(b) 8室または12室に在住する6室の支配星
(c) 8室または6室に在住する12室の支配星
(d) 上述の3つの支配星が互いに結合する時、すなわち星座交換、相互アスペクトまたはコンジャクションがある時、およびこれらが同時に、他の惑星と関係がない場合、
この星回りで誕生した人は、他の王を支配している偉大な王になり、名声と富に恵まれている。
要するに、ドシュタナ間の星の移動があり、かつ、これらのドシュタナの支配星にドシュタナ支配星以外の星のアスペクト・コンジャクトがない時に、すげー人物になるということですな。
私は、12室に8-12L在住、6Lのアスペクトで6-8-12と完璧ですが、4-11Lの金星も在住してるので、厳密にはヴィパリタになりませんな・・・金星どっかいかねぇかな。
ビル・ゲイツはやっぱりすごいですね・・・^^;
ちなみに(d)ってsaid(=上述の)があるから独立してませんよね?(a~c)を満たした場合ですよね・・・
もし、saidがなくて(d)が独立してたら、ビルゲイツのナヴァムシャが双子座ラグナの場合、1室で完璧なヴィパリタということになりますが・・・(ラーシとあわせて、Wヴィパリタ?)
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>ISOPさんのホロスコープの場合、12室のものの方が上質と思いますが、ホロスコープでの水星と土星のコンビネーションが指し示すものを金星が指し示すものが同調しない、ないし犠牲になるような感じはあるでしょうか。
いや~同調しているのか良く分かりません。^^;
なんというか、12室なんで、ここに入っている星のすべての象意を失った感じですね。(特に水星と金星はアールドラーできつい)
ハウスで言うと3-4-7-8-11-12室の象意を失ってますね。(取得(11室)はないので、金星(11L)と同調してないともいえる。)
3室・・・勇気・努力ないですね。
4室・・・実家は19歳で大学にいってから、ずっと離れて暮らしてます(看護学校時代の3年除く)。ここ3年、帰ってもいませんね。母も離婚してます。数年に一回しか会いません。車、家、不動産は何も持ってないです。心の平安もありませぬ^^
7室・・・結婚のけの字も無いですね。恋人は人生で3ヶ月間だけ。人間関係も破綻気味。
8室・・・一応、まだ生きてますので、これは失ってないか。
11室・・・友人いないですね~。姉と喧嘩中ですね~。収入少ないですね~。
12室・・・解脱できないですね~^^
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>友好的な惑星同士なので、コンフリクトを生じるという程ではないように思います。
水星+土星+金星は、紹介していただいたアインシュタインにもある組み合わせです。(彼はさらに太陽もありますが)
「インド占星術の秘法」によると、この3つの組み合わせはすごくいいことが書いてあるんですが、なんせ私の場合、12室なんであまりいいこと起こりそうにないですな・・・解脱(=12室)でもすればいいですが。^^
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いつも、手ごたえのある投稿、ありがとうございます。
大変勉強になってますm(__)m
また、いつでも来てくださいm(__)m
ISOPさん、こんばんは。
お返事ありがとうございます。
5室はより知性的な面を表すと私は通常考えていますが、ラオ先生の赤本の月による内面分析の事例1では5室は感情を表すとして説明されています。
そのあたりのすみわけについては十分な検証を行えていません。
ビル・ゲイツのD9ラグナについて丁寧に分析したわけではないのでどれが正しいかは分かりませんが、お話のありました慈善活動については双子座ラグナでも説明できると思います。
慈善活動は典型的には12室の吉星、特に木星、金星、月の象意と思います。星座的には魚座、あと蟹座もでしょうか。
双子座ラグナとしますと、10Lの木星が12室に入って月からアスペクトされます。牡牛座は金星の支配する女性星座であることや、12Lの金星が1Hに入ることも関係するかもしれません。
ケーマドルマ・ヨーガについては私も最初気になりました。典型的なラージャヨーガバンガですし。
ただ、ゲイツのチャートではケーマドルマ・バンガもあります。
また、月は魚座在住で、満月に近く(シュクラ・トラヨダシ;S13)、(月から見ると友好的な)高揚する水星(と火星)からアスペクトされているので、それ自体ラージャヨーガです(確かパラディーピカの第7章第22節)。
とはいえ、ケーマドルマの影響は必ず出ているはずです。例えば、あれだけ成功しているのにどうも人気や尊敬を集めていないところとか、多分孤独もあるのではないでしょうか。
ISOPさんのチャートの12室ですが、12室での金星と土星のコンビネーションは看護(蟹座の月等の文脈の上で)、双子座での水星と土星のコンビネーションは現在の研究活動を示しているように思います。
研究について、ラーフが5室で水星のナクシャトラに在住する一方、水星と土星はラーフのナクシャトラに在住しているというのもあります。
ダシャーの影響ももちろんありますが、水星は定座、5・10Lの火星が5Hにアスペクトしているということから、後者のコンビネーションの方がより強く出た感じでしょうか。
それと占星術やスピリチュアルな側面についてはやはり木星の影響が強そうですね。
9Lの木星を8Hに入れたいかどうかは現世的に迷うところですが、スピリチュアルなことを行うにはとてもよい配置と思います。
太陽の反対側で逆行していますので、かなりbrightな状態でないでしょうか。とはいえシャドバラ値は決して高くないみたいですけど。。
また水瓶座在住で、シャドバルガ等をみると水星との絡みも多いので、恐らく占星術への関心をもたらす役割も果たしていますね。
あと、様々な分割図において、月の位置や状態が良いですね。蟹座的、水星的、ないし木星的な事象に惹きつけられる傾向があるように思います。
ヴィパリータ・ラージャヨーガについて、ウッタラ・カラムリタの原文が意図するところは分かりません。
私も以前に同じ点で悩みましたが、プラクティカルには、(a)-(d)の条件のいずれか1つでも満たされればヴィパリータ・ラージャ・ヨーガとするのが通常です。
(a)-(c)のいずれかだけだと効果的にはそれほどでもないことが多いですが、いずれにしても、支配星同士の絡みがあって、好ましくは他からの作用がないことが大事と思います。
また、(d)はドゥシュタナ・ハウスで形成されなくても良いと思います。もちろん、(a)-(c)と(d)が一緒に満たされた方がよりヴィパリータでしょうけど、効果の強さはそれ以外の要因にもよりますし。
例えば、私が教わったときの題材で、マハトマ・ガンジーのホロスコープがあります。
彼のホロスコープでは、1-7軸で6L,8L,12Lがアスペクトしあっています。
火星がヨーガの妨げになりがちな面はあると思います。
(ちなみにガンジーのホロスコープも、月が蟹座でラーフと合、水星と互いにケンドラでメンタル面で一見大丈夫か?と思いますが、月のケンドラに木星と金星を抱えています。)
というわけで、ゲイツのホロスコープはナヴァムシャでも見事ですね。しかもラーシと登場人物も似ていますし。
もちろんドゥシュタナ支配星が在住するとそのハウスは傷付きますので、ホロスコープ自体が強くないと悲惨なことになるでしょう。
惑星はケンドラで最も力を発揮しますが、ホロスコープの柱なのであまり傷付けたくはないですよね。
ちょっと追記です。
ISOPさんのチャートについて12室を中心に仕事を解釈したので少しトリッキーな読み方になっているので。
研究者というのは、8Hの木星、5・10Lの火星、5Hのラーフのアスペクトないしケンドラによるサンバンダと、上記木星と双子座の水星、土星とのアスペクトないしトリコーナによるサンバンダがメインと思います。
先回書いたのは、その文脈での副次的な寄与ですね。個人的にはナクシャトラによるリンクも重要と思いますが。
ちなみに(とか言い出すから無駄に長くなる。 笑)、
水星と月の相互ケンドラの話ですが、感受性が高くなる分、しっかり保護されればむしろ天才肌になると思います(古典の記述ではやはり精神的に難しいコンビネーションという文脈だったような気がしますが)。
例えば、ラーマクリシュナのチャートでは、1室水瓶座に太陽と月と水星を持っていますが、その両隣に高揚する惑星を配置して、更にケンドラに木星と高揚する土星を配置しています。それでも繊細で感情的なニュアンスは持っていましたよね。
ビル・ゲイツの場合はアディ・ヨーガでまかなっていたり、あと話に出たナヴァムシャラグナの傷については木星と水星とで挟み込んだりとか、優れたチャートではそういう工夫(?)がされていると思います。
いずれにしても、そもそものホロスコープの強さによりますね。
shiiさん、こんにちはm(__)m
返信、ありがとうございますm(__)m
>ビル・ゲイツのD9ラグナについて丁寧に分析したわけではないのでどれが正しいかは分かりませんが、お話のありました慈善活動については双子座ラグナでも説明できると思います。
>慈善活動は典型的には12室の吉星、特に木星、金星、月の象意と思います。星座的には魚座、あと蟹座もでしょうか。
>双子座ラグナとしますと、10Lの木星が12室に入って月からアスペクトされます。牡牛座は金星の支配する女性星座であることや、12Lの金星が1Hに入ることも関係するかもしれません。
お~!!なるほど!!12室木星、納得です!m(__)m
というか、自分のチャートの好きなところを忘れていました。
おっしゃるように、12室の金星、木星の12室は、慈善や寄付でした。
ダメチャートながら、自分のチャートの中で、気にいっているところに一つでした。
しかし、shiiさん、すごいっすね!!^^
う~ん、やはりD9も双子座ラグナの気がしてきました。Wヴィパリタですか・・・^^;
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>また、月は魚座在住で、満月に近く(シュクラ・トラヨダシ;S13)、(月から見ると友好的な)高揚する水星(と火星)からアスペクトされているので、それ自体ラージャヨーガです(確かパラディーピカの第7章第22節)。
そんなラージャ・ヨガがあるんですね!パラディーピカですか?今度読んで見ます!m(__)m
いや~しかしshiiさん、そんなものがスラスラ出てきて、恐ろしいっす。
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>それと占星術やスピリチュアルな側面についてはやはり木星の影響が強そうですね。
>9Lの木星を8Hに入れたいかどうかは現世的に迷うところですが、スピリチュアルなことを行うにはとてもよい配置と思います。
9L→8Hだと、「アダルマ、無法者、グルを持てない」みたいな象意になり、あまり好きではないですね。たしかに私はいいかげんで、かつ霊的なグルはいないです。占星術も先生がいないので、学ぶのに苦労してます。
ただ12室(と2室)にもアスペクトして、いろんな星を照らしてくれているので、そこは結構救われたかなと・・・
また、8室・木星自体は、霊性的には結構好きな配置です。
また、私の場合、12室の水星は「ヴェーダ(宗教経典)を学ぶ。古典を学ぶ」とあります。木星(かつ9L)のアスペクトと、文化の星である金星のコンジャクトがこの傾向に拍車をかけている感じですね。
あと、蟹座の8室の木星は精神病とのことです。
たしか、ミチユウさんのブログで述べていたと思ったんですが、6室支配の木星が8室に入ると精神病になるらしいです。私の場合、心を示す月もコンバースト、新月で暗く、パーパカルタリ、定座だけど蟹座は水の星座+可動星座で不安体になりやすいと、精神病に拍車をかけてます。
病院にも行ってなく、人にも気づかれないように生きていますが、自分では結構ひどい精神病だと思っています。
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>太陽の反対側で逆行していますので、かなりbrightな状態でないでしょうか。とはいえシャドバラ値は決して高くないみたいですけど。。
そうなんですよ・・・木星のシャドバラめちゃ低いっす^^;
まぁ、8室で、土星の星座(一応中立ですが)で、分割図での配置も良くないですからね・・・
って、ええ~??brightな状態って、月以外の星も明るさってあるんですか!?
なんとそんな技法が・・・う~ん、知らなかった^^;
しかし、shiiさん、どれだけ勉強してるんですか!?
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>ISOPさんのチャートの12室ですが、12室での金星と土星のコンビネーションは看護(蟹座の月等の文脈の上で)、双子座での水星と土星のコンビネーションは現在の研究活動を示しているように思います。
>研究について、ラーフが5室で水星のナクシャトラに在住する一方、水星と土星はラーフのナクシャトラに在住しているというのもあります。
ふむふむ、なるほど!ある意味、ナクシャトラ版の星座交換ですかね!^^
そんな読み方があるんですね・・・理解が深まりましたm(__)m
って、ええ~?!shiiさん、ナクシャトラの支配星まで使うんですか!すごい!
勉強になりますm(__)m・・・講義料を払いたいぐらいですね!^^
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>ISOPさんのチャートの12室ですが、12室での金星と土星のコンビネーションは看護(蟹座の月等の文脈の上で)、双子座での水星と土星のコンビネーションは現在の研究活動を示しているように思います。
>ダシャーの影響ももちろんありますが、水星は定座、5・10Lの火星が5Hにアスペクトしているということから、後者のコンビネーションの方がより強く出た感じでしょうか。
>・・・
>ISOPさんのチャートについて12室を中心に仕事を解釈したので少しトリッキーな読み方になっているので。
>研究者というのは、8Hの木星、5・10Lの火星、5Hのラーフのアスペクトないしケンドラによるサンバンダと、上記木星と双子座の水星、土星とのアスペクトないしトリコーナによるサンバンダがメインと思います。
>先回書いたのは、その文脈での副次的な寄与ですね。個人的にはナクシャトラによるリンクも重要と思いますが。
詳細な鑑定ありがとうございますm(__)m
自分の鑑定では、5室にはあまり目が行ってなかったので、ちょっと新鮮な思いですm(__)m
私の場合、蟹座にとっての2大吉星である火星と木星が2-8室でフルアスペクトして、ラージャ・ヨガと、グルマンガル・ヨガがあります。
あとAmK(土星)がAK(木星)とトリコーナにあるラージャ・サンバンダありますね。(ラーフもサンバンダですか?)
このあたりは、私のチャートで唯一まともな相ですね!^^
また、火星は木星をアスペクトして、木星は土星をアスペクトして、土星は火星をアスペクトしてます。
何かの洋書(Light on Lifeだったかな)に、A→B→Cのアスペクトがあった場合、Bが鏡の役割(=反射)をして、A→Cのアスペクトにもなると書かれていました。(この技法、あまり使ってる人は見られませんが・・・^^;)
そうすると、土星と火星もフルアスペクトすることになります。
要は輪っかのようなアスペクトになってます。
よって、仕事系では、8室・木星在住だけじゃなく、8Lの土星とも結びつきが強く、8室(研究・占星術・生命)と仕事がかなり密接に絡んでます。
また、shiiさんがおっしゃるように、知性・知識の水星が8L(研究、または占星術)かつ構築の土星と結びつき、研究者としてはいい具合になっているようですね。そこに金星が情熱と発想力、楽しさを添えてくれている感じですね。
私は研究が大好きです・・・お金がもらえなくても趣味でやりたいぐらいです。きっと、天職でしょうね。
今年の初めに読んだアガスティア・ナディに、「将来、何かを発見する」と書かれています。また「大金持ちになる」とも・・・
私にも密接なヴィパリタあるし・・・ビル・ゲイツのように、何か偉大な発見や発明ができればいいですが。(一応、ネタはあるんですが・・・^^)
また、8室が結びつくのは占星術にとってもいいですが、たしかラオ先生の本に、木星と水星が傷つくと、占星術は当たらなくなると書いてありました。私の場合、どちらも凶星の影響を受けてます・・・だから私は当たらないんですね^^;
また看護の方ですが・・・おっしゃるように土星と金星のコンジャクトは、それを示しているかもしれませんね。また、木星は6Lなんで奉仕・病気とかかわり、これが10Lの火星とかかわり、医療や介護といったことにも足を突っ込んだのかなと思います。(「生命」の8室も密接に絡んでますし)
まぁ、こう見うると、研究、医療、占星術、あるいは宗教系をやるのは必然だったんですかね・・・
.
>(d)はドゥシュタナ・ハウスで形成されなくても良いと思います。もちろん、(a)-(c)と(d)が一緒に満たされた方がよりヴィパリータでしょうけど、効果の強さはそれ以外の要因にもよりますし。
ふむふむ・・・そうでしたか。
いままで、ヴィパリタはa~cのみでやっていて、dの見方はしていませんでした。
ヴィパリタって、自分のチャートでもそうですが、鑑定の時はあまり重要視してなかったんですが、ビル・ゲイツを見て少し考えを改めました。次からは、気をつけて見てみます。
自分のチャートについても、ちょっと理解が深まった気がします。ありがとうございました。
(ちょうど、鑑定依頼に来たSomaliさんが、6L、8L→1Hでコンジャクト(←他の星のアスペクトはあり)、かつ12L→6H(←他のアスペクトなし)を持ってます。なかなか難解なチャートですが・・・^^;)
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>惑星はケンドラで最も力を発揮しますが、ホロスコープの柱なのであまり傷付けたくはないですよね。
ふむふむ・・・
ケンドラの吉星の効果はラオ先生が口がすっぱくなるほど言ってますね。
ちなみに、私は暗い月しかありません・・・って、その時点でこれ吉星じゃねえな^^;
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>例えば、ラーマクリシュナのチャートでは、1室水瓶座に太陽と月と水星を持っていますが、その両隣に高揚する惑星を配置して、更にケンドラに木星と高揚する土星を配置しています。それでも繊細で感情的なニュアンスは持っていましたよね。
>ビル・ゲイツの場合はアディ・ヨーガでまかなっていたり、あと話に出たナヴァムシャラグナの傷については木星と水星とで挟み込んだりとか、優れたチャートではそういう工夫(?)がされていると思います。
ふむふむ、なるほど、ビルはアディ・ヨガですか・・・要は総合的な判断が大切ということですね。
例えば、ガジャ・ケーサリーでも、その効果は他の要因によってクオリティが様々になると言われますね。
ただ、吉凶混合の相があった場合、どの相にどれだけのウエイト付け・重要視をするかは、ほとんど占星術師の裁量によります。吉凶混合がはげしいと、さっぱり分からなくなります。このあたりの定量化・ウエイト付けの指標・指針が何かあればいいのですが・・・やっぱ経験しかないのかな。
このあたり、なかなか難しいですね。^^;
.
詳細に鑑定していただいて、ありがとうございますm(__)m
いや~、自分のチャートなんて、穴が開くほど眺めたはずですが、shiiさんの指摘で新しい発見があり、非常にためになりましたm(__)m
しかし、shiiさん、本当にすごいっすね!大変勉強になりましたm(__)m
また、いつでも来てくださいm(__)m