プールヴァ・バードラパダ

水瓶座20°00~魚座03°20

 

シンボル:葬式用のベッドの前側・2つの顔を持つ男

支配神:不明瞭な神であるアジャイカパダ

その名の意味は、一本足の生まれてないもの(または、一本足の山羊の可能性もある)

体:体の側面(アバラを含む)、足の側面、足の裏

支配星:木星

使命:アルタ

ヨニ:人

グナ:タマス

 

 ヴァラーミヒラによると、「月がプールヴァ・バードラパダにある人は深い苦悩がある。パートナーの別れにより富を築く。明瞭に話す。お金を稼ぐ技術を持つ。ケチである。」

〔性格〕

プールヴァ・ヴァードラパダは伝統的にも、物理的にも、比ゆ的にも、火や熱、燃焼や分解に関わるとされる。おそらくこれは、火と熱を支配する破壊の神であるルドラと関わるからだと思われる。

とりわけ(葬式用のベッドであることから)、死者の体を火葬する葬式のマキによる火や熱である。

2つの顔の男は死の時間を象徴し、過去を見るため、この世界と死の領域を見るため、もう一つの世界に向き合っている。もしくは、いつもは人に見せないもう一つの一面を持つ人を示しているのかもしれない。

ラグナや月がプールヴァ・バードラパダにあると、過度に深刻(serious)、怖がり、過度に緊張・神経質であるが、非常に雄弁で、良い話し手である。

学問や研究、社会的な問題を議論することを好む傾向がある。また、ある物や人に対して、献身するが、その対象は揺れ動き、定まっていない。

情熱・性急・激しさ・怒りはプールヴァ・バードラパダと強く関連し、この星宿の人は興奮しやすく怒りっぽい人となりやすい。

また、批判・不快な言葉・貪欲さ・悪や人生のダークサイドのエクスタシー・魅惑(fascination)を支配する。それは激しい痛み、落下、事故や攻撃からの傷を支配し、行為や言葉に苦しむことになる。

罰することと贖罪は揺れており、その影響下でなされた行為はしばしば病や深刻な状況を生み出す。そしてこれは後悔や悲しみ、困難さが伴う。

 

〔職業〕

死に関わること:葬儀屋、猟師、殺し屋

原理的で狂信的・熱狂的な人:テロリスト、修道士、魔術師、末期的な病気の病棟

社会的・献身的な職業:政治家、修道院、NGO、事業家、政治団体、評論家、

過去や深遠の領域を見るもの:占星術師、神官、苦行者、職人

また、収入的には裕福な人が多い。

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