昨日は春分の日でしたね。
この日は昼と夜の長さが(ほぼ)等しい日で、太陽は真東から上がり、真西に沈みます。
方位磁石などなく、方位の分からない昔は、この日を方位を知るのに利用したそうです。

また占星術的に言えば・・・
この日は西洋占星術(トロピカル方式)において、この日を基準に星座の区分けをしており、春分の瞬間に太陽が位置しているポイントを牡羊座の0度と定めています。
インド占星術(サイデリアル方式)では、約23度程度のずれがありますから、太陽はまだ魚座の7度付近です。

また、行事的には、この時期はお彼岸とされます。(←春分の日を中日とした七日間)
昨日は蓮臺寺で、彼岸法要に行ってきました・・・かなりの人でした!
また、法要のあとは護摩も焚いてきました。^^

彼岸とはサンスクリット語のpāram(パーラム)の意訳であり、仏教用語としては、「波羅蜜」(Pāramitā パーラミター)の意訳「至彼岸」に由来するそうです。

意味は、「生死を繰り返す此の岸を離れて、悟りの世界である彼の岸に至る」ということです

「彼岸」とは、欲から解放された仏様の世界で、反対に「此岸」は私たちの住んでいる欲や煩悩にまみれた世界です。これらの両岸のあいだには、我々の欲望である煩悩の川が流れているのだと説かれています。(←三途の川とは無関係)

また、日蓮上人の書かれた「彼岸抄」の中には、「彼岸は善行・悪行ともに、普段よりも大きな報いを生ずる特別な期間であり、彼岸の間にたった一つでも善い行ないをすれば、仏果菩提を得ることができる。ふだん、月日を重ねて大きな行ないをするものいいが、彼岸に小さな悪事を止め、善事に精進するように」と言われています。

要は、「今だけ5倍ポイントデー!」みたいなものですね・・・^^

皆様、この時期に何か良いことをして、善行を積めますように・・・m(__)m

 

下のリンクは日蓮上人の「彼岸抄」です。ご興味のある方はどうぞ・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%B2%B8#.E5.BD.BC.E5.B2.B8.E6.8A.84

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