1ヶ月前のメルマガで取り扱いましたが、時期的にタイムリーなので、転載します。多少追記しています。


『カルマシッディ・ヨガ Karmasiddhi (=perfected works) Yoga:』

 

〔成立条件〕

10室支配星が、ケンドラにあり、吉星と同居している。

〔影響〕

その人の行為や努力は、大きく実を結ぶでしょう。

10室支配星が、パワフルなハウスであるケンドラにあることは、その人の行為にエネルギーを与えるでしょう。また、吉星とともにあることにより、その人の行為は、恩恵を受け、成功を確実なものにします。
このヨガは、凶星からの絡み(コンジャクション・アスペクト)が無い時に、真に効果的となります。

〔例〕

以下は、ミュージシャンのボブ・ディランのチャートです。
こちらもどうぞ。

アストロデータバンクのレーティングはAAです

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10Lが定座の金星、創作の5Lとコンジャクトし、大衆の7室にあります。
また、音楽・表現の3L→6Hで減衰し、ダブルのパラシャラの例外則になってます。
音楽家らしいチャートですね。

10室支配星の太陽がケンドラにあり、2つの吉星とコンジャクションしてます。ある意味、ダブルのカルマシッディ・ヨガです。
このヨガの寄与により、彼は20世紀で最も成功したミュージシャンになりました。
カルマシッディヨガを形成している木星期と、ラーフ期には多くの成功をもたらしました。

ラーフは太陽のナクシャトラにあり、木星のナヴァムシャにあります。
また木星はナヴァムシャで定座にあり、金星はラーシで定座です。
したがって、非常に強力なカルマシッディ・ヨガを形成しています。

また、金星と木星は月から2室目でスナファ・ヨガも形成し、さらにエンパワーされています。

 

追記
今のダシャーは11Hのプチラーフ期かなと思って調べて見ましたら、水星期になったばかりで、水星-水星-水星期ですね。
水星は8-11室支配で、8室在住の定座です。
突然・棚ぼた収入の8室と、取得の11室で、定座で強いです。
ちなみに、ナヴァムシャでは、こちらも水星は8室に在住し、高揚の太陽(6L)と、木星(1-10L)からアスペクト受けています。
ノーベル賞取得も、納得いくものがありました。
ちなみに、水星は言葉や文筆を表すから、文学賞?^^

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