メルマガからの転載です。


『ヴェーシー・ヨガ Vesi Yoga』

 

〔成立条件〕

月・ラーフ・ケートゥ以外の惑星が、太陽から2室目にある。

 

〔影響〕 

ヴェーシー・ヨガにおいて、2室に吉星がある人は、穏やかに話し、約束を守り、誠実で、幸せである。勇敢で、親切で、人気がある。長身で、ゆっくり歩き、曲がった体を持つ。稼ぎと出費のバランスが良く、いくらかの富が授けられる。
凶星の場合は、上記と全く反対の効果を示す。

ヴェーシー・ヨガはヴォーシー・ヨガより、影響力が少ないとのことです。
また、吉星と凶星で、影響が異なります。(このあたりは前回のヴェーシー・ヨガと同じ)
古典には以下のように記述されています。

吉星のヴェーシーヨガ(シュヴェーシーヨガ)で生れた人は、ハンサムで、人づきあいが良い。幸福で、多くの長所がある。勇敢で、敵に勝利をおさめる。自由主義(リベラル)。賢い。有徳。雄弁。王様。科学的な追及を楽しむ。裕福、有名。強い。

凶星のヴェーシーヨガ(アシュバヴェーシー・ヨガ)で生れた人は、裕福さやお金を奪われる。とてもバカ(very stupid)。欲にまみれている。醜い顔。良いところを失う。意地が悪く、邪悪な心。悪いことが好き。殺しを楽しむ。他人を不当にけなす。亡命しなければならない。

 

以下は、太陽から12室にある各惑星の影響です。(『』内が古典。それ以外は現代流の解釈)
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【火星】

『その人は、卑しい手段に頼るが、人々を助けようとする。』

太陽から2室目に火星が入る人は、論理的、強い、意志が強い(頑固)、強い意見・考えを持つ傾向があります。

(※ちなみに私は太陽から2室目に火星が入っています。また、上記では、凶星が入ると悪いという説明でしたが、火星は良いのかな・・・)

 

【水星】

『奉仕人・召使・雇われ人になる。ひどく困窮する。話し方が優しい。穏やか。恥ずかしがり屋。』

太陽から2室目に水星が入る人は、公平で実務的。会話がうまく、親切・友好的で、ユーモアがある傾向があります。

 

【木星】

『お金を貯める。学識があり、良い心を持つ。』

太陽から2室目に木星が入る人は、有意義で幸福な人生を歩む。オープンで学識があり、幸運で大きな利益を得るでしょう。楽観的で、良い心を持ち、寛容で、知恵がある傾向があります。

 

【金星】

『憶病。困難に直面する。楽しい旅をする。負かされる。』

太陽から2室目に金星が入る人は、人生を楽しむ。交流を楽しみ、多くに恵まれ、魅力的。優しく、情熱があるなどの傾向があります。

 

【土星】

『老人のように見える。不道徳。人をだます。人を軽蔑する。人の妻に手を出す。しかしながら、裕福である。』

太陽から2室目に土星が入る人は、稼ぐのに大きな努力を必要とする。深刻で、冷たい。孤立する。優しくない。自己中心的などの意傾向があります。この土星に、強い精神的な影響があると、物や貯めることなどの執着から、離れる傾向があります。

〔例〕

以下のホロスコープは、ヘンリー・フォードのものです。こちらどうぞ。

レーティングはBで、かなり怪しいです。でもまぁ、ヴェーシー・ヨガにラグナ関係ないので、良しとしましょう^^;
http://www.astro.com/astro-databank/Ford,_Henry

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太陽から2室目に、火星があり、ヴェーシー・ヨガを形成しています。
彼は、車で大成功を収めています。

ちなみにこの火星はマガーに入ってます。
火星がマガーに入ると、裕福な人か、社長やトップに立つことがおおい気がします。(一応、マガーの記述にも「火星が入ると強くなる」とあります。)

ただ、フォードの獅子座ラグナには違和感があります。10Lが減衰で、社長になる得るかなぁという気がします・・・しかもニーチャバンガがない?
また、太陽12室、しかもラグナロードちゅうのも、社長とはかけ離れている気がします。あと仕事について、車と関わりが少ない気がします(一応、4Lはラグナにはあるが・・・)。

仮に双子座ラグナなら、バリバリの4室で、車が仕事と良い感じでかかわります。金星の減衰もケンドラとなり、ニーチャバンガがあります。

まぁ、ヴェーシー・ヨガには、ラグナは関係ありませんが・・・

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