メルマガからの転載です。


クリスマスなので、サンタにまつわるお話を・・・

 

私が大学を卒業し、仙台の会社(トーキン)にいた頃、一度、漫画家になろうかと思って、会社を辞めようとしたことがあります。

「漫画家になるんで、会社辞めますわ」って言ったんですけど、
そうしたら、上司に激しく止められました!

まぁ、当然といえば当然なのですが・・・(^-^;)

ただ、上司曰く、
「現実を見ろ!」とか、「歳を考えろ!」とか、「頭がおかしいんじゃないの!」とか、いろいろ言ってくるんで、私もカチンと来て、
「だったら、賞でも取ったら辞めさしてくれ!」って言って、会社を一週間ばかり休みを取って、漫画を描いて、週刊少年マガジンに投稿したことがあります。

その時の漫画の題名が『泥棒サンタ』といいます・・・(^^;

ストーリーなんですが・・・
ルパンの『カリオストロの城』と、チャップリンの『街の灯』を足して、2で割ったような話でした。

 

まぁ、ちょっとお話しすると、
100年ぐらい前の外国(北欧)が舞台でして・・・

 

クリスマスも間近な頃、あるところに浮浪者がいるんですが、この浮浪者、人生や物乞いに嫌気がさし、泥棒することを決めます。

夜になり、盗みに入ったはいいが、そこはかなり貧しい家でした。
男が文句を言いながら物色しているところを、その家の少女に発見されそうになります。

男はとっさにサンタの変装をしてその場を逃れようとするんですが、逆に少女から食事などをいただき、優しくされます。(少女は泥棒と見抜いている)
ところがその時、少女が血痰や激しく咳き込むのを見て、少女が病気(結核)に侵されているのを知ってしまいます。そして少女の望みが病気が治り、また外で遊びたいことを知ります。

意を決した男は、男は形見の指輪を売ったり、働いてお金を得ようとするが、騙されたりしてうまくいかない・・・
もう手がなくなった男は、病院に薬を盗みに入るが、人に発見され逃げ出します。

男はソリで逃げ、追われるも、崖からジャンプ・・・月にサンタの影のシルエット。
町の皆からは、「サンタだ!」と騒ぎになる。

追跡を振り切り、少女の家付近に落下・・・
男は少女に結核の薬を渡すが、家を出たところで発見されて逃げるも、あえなく御用。

 

そして月日は流れて数年後・・・
男は出所してきて、どう生きて行こうかと途方にくれます。

道端で物乞いを始めていると、あの時の少女が近づいてきて恵んでくれます。

男は少女であることに気づくが、少女の方は彼であることに気づかない・・・
その場を立ち去る少女・・・でも生きていてくれたことに、これでよかったと思う男。

でも、立ち去ろうとした少女が、なんとなく見たことあると、男に気づき始める。

気づかれまいと男は立ち去ろうとするが、サンタの帽子を、ポケットから落とす。

それを見て、はっと気づく少女。

そして・・・

 

というストーリーでした。

 

はい、賞にはカスリもしませんでした。

というわけで、今、会社員と占い師をしています。(≧▽≦)ノ

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