【1.チャラ・ダシャーにおける結婚の時期】

さて、今日のテーマは結婚です。
パラメーターは多くありますが、まずは、DK、DKNについて解説します。

 

〔結婚のパラメーター〕

ラオ先生の「Prediction thorough Jaimini’s Chara Dasha」というテキストによると、ジャイミニ占星術において結婚を見るには、8つのパラメーターがあるとのことです。

  1. アセンダントと7室
  2. ダラカーラカとその7室目
  3. ウパパダとその7室目
  4. 7室支配星のパダと、その7室目
  5. ナヴァムシャにあるダラカーラカの星座を、出生図に持ってきた時の星座(←「ダラ・カーラカのナヴァムシャ」と呼ぶ。略はDKN)と、その7室目。
  6. ラーフ-ケートゥ軸と、そのアスペクトしているハウス
  7. ダラカーラカのアスペクトするハウス
  8. ダシャーの星座から5室目に、PKがないかチェックする

上記の中で、ジャイミニの結婚の鑑定例で良く出現するのがDKとDKNです。

DK(ダラ・カーラカ)は以前に説明したように、度数は7番目に高い惑星で、7室の象意を担当し、配偶者・結婚を示します。

DKNは見慣れない言葉ですが、要はカラカムシャのDKバージョンです。

カラカムシャ・ラグナの復習ですが、ラーシのAKとなる惑星を見つけ、ナヴァムシャでどの星座にあるのか確認し、それをラーシに持ってきたのがカラカムシャでしたね。
それと同様に、DKNは、ラーシでのDKとなる惑星をまず見つけ、それがナヴァムシャでどの星座に入っているか確認し、そrをラーシに当てはめたものがDKNです(NはナヴァムシャのNです)。

結婚の時期を見るときは、これがかなり機能するという印象です。(ラオ先生の鑑定例では、このDKNが繰り返し出てきます)
また、DKとDKNは死期を見るときにも使われます。(マラカの7室だから。また今度やります)

 

〔鑑定例①〕

エリザベス女王Ⅱです。

彼女は、1947年11月20日に結婚しています。
これは蟹座-牡羊座-蠍座期にあたります。
蟹座はラグナから7室であり、かつDKNがあり、またDKのアスペクトがあります。
牡羊座はDKのアスペクト、蠍座はDKがあります。


〔鑑定例②〕

結婚は1994年1月1日。蠍座-蟹座期です。
DKNは牡牛座で、蠍座はDKNから7室目。蟹座はDKNからアスペクトを受けています。
DK関連とは絡まないので、DKNの概念がないと、「チャラは使い物にならんなぁ」と判断しそうです。

(※ラーフ-ケートゥ軸と、そのアスペクトするハウスにも当てはまります)


 

上記の例のようにDKやDNKが絡む星座期に結婚が起こりやすいです。

と言うか、DKとDKNの在住とアスペクトと7室目を考慮すれば、ほとんど全部の星座が絡むんじゃね?と思うのは私だけでしょうか・・・(重ならなければ、10星座^^;)

 

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