14.チトラー

乙女座23°20′~天秤座06°40′

 

シンボル:輝く宝石

支配神:天の建築家・トヴァシトリ(後にヴィシュヴィカルマとして知られる)

キーワード:鍛錬

体:額(前額部)、首

ヨニ:虎

グナ:ラジャス

支配星:火星

ヴァラーミヒラによると、「チトラーに月がある人は、カラフルな服や花を楽しむ。人を惹きつける目と四肢をしている」

 

 〔性格〕

チトラーは、西洋占星学においても好ましい惑星とされている恒星スピカである。芸術や文学の才をあらわす恒星ともされている。チトラーの基本的な意味は、「鍛練」であり、スピカの輝きは、鍛練によって産み出されるものである。また、美しく輝かすために鍛練するのである。

また、宝石は目をくらませ、魅惑し、価値があるが、同様にチトラーは優雅さやカリスマ性、魅力、明るくてカラフルな色、また通常とは異なる物や新しさ、非日常的な物と関係する。

チトラーの人々は人目を惹きやすい容姿をしている。彼らは目立ち、人生が輝くことを望む。彼らは語り(ナレーション)の才能があり、秩序だった会話ができる。また、疲れを知らず(根気強く)、不屈の意志を持っている。

マハトマ・ガンジーは、チトラーのアセンダントに生まれたが、ラグナロードと火星がコンジャクトしており、それが彼に不屈の精神と多大なエネルギーを与えた。

ラグナや月がここにあると、本が好きで、まじめ(深刻?serious)で深遠であるが、プライベートでは元気いっぱいで、性的魅力のある性格の学生になることを示唆する。

 

ヴィシュヴィカルマは、宇宙とその内容物をデザインしたと考えられているので、チトラーは創造・芸術、物事を秩序だって整理する能力を支配する。

前星宿のハスタは職人のようなイメージであるが、手の星宿がより進化し、より芸術的な才能を示す。建築上のデザインとしての美と機能性を作り出すが、チトラーは機能よりも形の美しさに重きを置く。

チトラーの人々は説得力があり、バランスのとれた考えや分析能力を持つ。思慮深く、独立したビジネススキルは、とても強力である。

 

 

 

〔職業〕

鍛錬することにより、その才能を発揮し、乙女座寄りであれば手先の器用さが活かせる職人的才能、天秤座に近ければ美的センスを活かした芸術分野に適性がある。

非常に有能で、多芸で天才肌の人が多い。

ビジネスの専門家、都会(首都)に住む、金持ち、貴重品、

芸術・創造系、とりわけ絵、写真、デザイン、音楽関連、イラストレーター、陶芸家、建築・建設系の仕事

宝石関連、刺繍、フレーム作り、版画、エンジニア、製造業、機械関連、発明家

声や容姿の良さから、オペラ歌手、噺家、声優、女優、ダンサーなど

薬、とりわけ独特なハーブ(漢方など?)などの薬剤師

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