【宝石療法:③】 アーユルヴェーダーにおける鉱物薬
占星術ならびにアーユルヴェーダは宝石の重要性について語られています。特にアーユルヴェーダには、宝石類が薬として使われます。
とりわけ、宝石を灰・粉にしたものが医療用の薬として使われており、様々な病気は、これらの宝石の灰を用いることにより治療が可能と考えられています。
VaidyasとHakimsは、古代から薬としての価値があるため、宝石を使っていました。これらの中で難しい手順は、これらの灰を得るためプロセスです。宝石や目的により、使用される処方が異なります。
〔ルビー〕
ルビーは石の形と灰、両方形態において医療用として使われます。ルビーは呼吸器系の問題と、血液の循環を良くするのに役に立ちます。そのまた、あらゆる種類の胃炎を解決して、また、寿命を伸ばす効果もあります。このルビーの灰には、熱と咳を抑える力があります。また、目の問題と鎮痛作用としても役に立ちます。この宝石としての使用も、体で灼熱感をゆるめる際に効果があります。
このルビーは、冷却作用があります。また視力を強化して、目の問題を解決します。このルビーの灰も、インポテンツの問題を解決します。
〔パール〕
この宝石は、灰の薬として摂取されます。カルシウムの欠乏がある人々にとって効果を示します。この真珠の灰は、冷やす効果と、目に良い効果を示します。それは、力と強さを増加させます。この宝石の灰は、ムクタ(Mukta)灰として知られています。この宝石は、肺結核に関連した病気を解決します。また、咳、熱または呼吸系疾患を患っている人々にも有益です。また、この灰は血液循環と心臓疾患のためにも使われます。
〔珊瑚〕
珊瑚を薔薇香水(ローズウォーター)に浸し、それを用いて妊娠した女性のおなかをマッサージすると、流産を防止することができると考えられています。この珊瑚の灰は、咳と熱を防止します。また健康の維持にも効果的です。
〔エメラルド〕
この宝石の灰は、薔薇香水(ローズウォーター)と混ぜ合わせられます。血に関連した問題は、この宝石の原石で解決されます。それは、心臓と尿器問題にも効果があります。このエメラルドの灰は、冷却作用があり、体温を低下させて、食欲を増進させます。この宝石の灰は、堆積、喘息と嘔吐にも良いとされています。
〔ホワイトサファイア〕
この宝石の灰は、黄疸や咳、呼吸系疾患のために使われます。痔のためにも使われます。また、体に存在するウイルスを滅ぼします。それは、吐き気にも役に立ちます。
〔ダイヤモンド〕
ダイヤモンドを粉にして摂取してはいけません。唯一、灰にすることにより、摂取することが可能です。それは結核、呼吸系疾患、膨張、失血、糖尿病、その他の病気で有用です。そして、この宝石の原石の灰が顔の美しさを強化するために使われます。この宝石の灰が人が彼の最後の時、生き残るのを助けると考えられています。
ダイヤモンド宝石もインポテンツの問題を助け、またほとんどすべての病気を治療します。それは、強さと力を与えます。
人が誤ってダイヤモンドの一部をのみこむならば、彼はミルクとギーを与えられなければなりません。のみこまれるダイヤモンドの大部分は、嘔吐で吐き出されます。放出されない場合は、それは致命的なほど腸を害します。
〔ブルーサファイヤ〕
この宝石用原石の粉は、薔薇香水(ローズウォーター)を混ぜ合わせられなければなりません。それは、蜂蜜、クリーム、ショウガまたはパンで消費されるべきでしょう。それは高い熱、てんかん、しゃっくりと精神的な問題に役に立ちます。また、便秘、関節炎、痛み、無意識その他に関連した問題も、解決することができます。
〔エソナイト・猫目石〕
この宝石用原石の灰は、回虫、堆積、ヘルペスその他に関連した問題で役に立ちます。
エソナイトは、粉に覆われた形で使われます。それは、咳問題を扱う際に助けます。この石は、Vaiduryaとしても知られています。この石は冷却作用があります。この宝石用原石の灰は、知性を強化します。それも、人に長命を提供します。それは、胆汁に関連した目の問題と問題で役に立ちます。
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