【宝石処方④】:古典における宝石処方について
メルマガのコラムからです(ちょっと追記しました。)
今日は少し、宝石処方についてコメントします。
ラオ先生は、『金属や宝石処方には何の根拠もない。聖典には書かれていない!』 みたいなことを言っていますが、実際は、アーユルヴェーダー系の聖典には、金属や宝石に関する多くの記述があります。
また、本家のヴェーダー聖典ではないですが、プラーナや、ウパ・ヴェーダー(=副ヴェーダ)と呼ばれるヴェーダーの補足聖典のようなものには、宝石処方に書かれたものも多数存在します。(※アーユルヴェーダも、ウパ・ヴェーダの一つ)
プラーナのなかでもマハー・プラーナ(主要なプラーナ)である、「アグニ・プ ラーナ」や「ガルダ・プラーナ」には宝石のことが述べられています。
また、ヴァラーハミヒラの「ブリハット・サンヒター」や、ジョーティシュの論書、「ラトナ・パリクシャ」 と「マニ・マーラ」にも宝石処方のことが述べられています。
例えば、「ラトナ・パリクシャ」は古代の宝石の書です。ラトナとは宝石のことです。カウティリア (Kautilya)のアルタシャストラ(実理論) であり、宝物の責任者によって使用されてきました。宝石類を、主要な宝石(Maha-Ratna) と代替宝石( Upa-ratna)に分類しています。
「ラトナ・パリクシャ」はヴェーダのように天啓聖典ではないのですが、ウパヴェーダ(副ヴェーダ)と言われています。 ウパニシャッドの時代と同時代(紀元前 323-299)のものです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ratna_Pariksha
https://ja.scribd.com/doc/62474863/Ratna-Pareeksha
また、ラクシュミー・ジュエリー様のHPに面白い記述があったので、抜粋してご紹介します。
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http://kanako-laxmi1011.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-8479.html
古代インドの叡智の集結であるアーユルヴェーダの古典からも、金属類についての記載を以下に引用します。
「アーユルヴェーダでは薬草以外に金属、宝石、鉱物などを薬として用いている。アーユルヴェーダの教えでは、存在するものすべてにが宇宙意識のエネルギーを与えられているという。物質のすべての形態はこのエネルギーが単に外部に具象化されて形をもったものであるので治療に使うことが出来るプラーナエネルギーを蓄えている。インドの見者は瞑想によって、これらの癒しのエネルギー効果を発見したのである。
宝石や金属を肌につけると、肉体細胞や深い組織に対して電磁気的影響を与えると同時に、肉体、心、意識の正常な機能にたいする有害な影響を除去できる。例えば銀や鉛の腕輪を身につけると初期の肝障害なら治すことが出来るのである。
肉体の健康は、霊的、あるいは精神的状態ばかりでなく、宇宙からの影響も受けている。家が銅の避雷針から守られているように、人体も宝石や金属によって環境の電気的、磁気的放射から守ることが出来る。純粋の金属は霊光を放射して、惑星からの陰性の影響を、力強く退けるのである。
全ての金属は莫大な治癒エネルギーを内蔵している。水銀、金、銀、銅、鉄、鉛、錫などの重金属も治療に使われる。
《金》
神経強化剤としての効果を持つ。記憶力、知性をよくし、心筋を強くしてスタミナを増す。金はヒステリー、てんかん、心臓発作、肺や脾臓の弱りに良い。(中略)金は熱性なのでピッタ体質の人には注意して使わねばならない。中には金に敏感で触れると発疹を起こす人もいる。
《銀》
非常に重要な薬用金属のひとつである。銀は冷ます作用があるのでピッタの過剰を治療するのに良い。銀は力とスタミナを高める。ヴァータ異常に使われるが、カパの人には注意して使われなければならない。るいそう、慢性の発熱、発熱後の衰弱、胸焼け 、腸の炎症、肝臓の機能異常、月経過多などによい。銀の灰は炎症性の心疾患や肝臓、脾臓障害に非常に有効である。」
~インド伝統医学の日常実践法 現代に生きるアーユルヴェーダ ヴァサンドラッド著 平河出版1992年より~
宝石類の着用
「宝石や金属が(惑星の)悪い作用に拮抗作用し、惑星の良い影響を増すために用いられる。(中略)その人に有益な宝石が使用される場合、オージャス(活力)を増し、幸福、富、長寿を与え、悲歎を取り除き、悪霊から人を保護する補助となる。」
「貴金属を着用することは、財運、吉兆さを招き、長寿を導き、華やかさを与え、心配事を取りのぞき、気分を陽気にし、魅力的でオージャス(活気)を増す。」 ‐チャラカ 総論 5章
「好ましい方法により宝飾品で身体を飾りなさい。貴金属は清潔、幸運、満足を与えると知りなさい」 -ニガントゥ・ラトナーカラ 2巻
「貴金属を着用することは、悪い星回りを取り除き、栄養を与え、悪夢を鎮め、罪、不運を追放する。幸福をもっともよく招く。」 -ヨーガ・ラトナーカラ ニッティヤヴィディ
~アーユルヴェーダ日常と季節の過し方VBアタヴァレー 平河出版 1987年より~
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お久しぶりです。
もはやどこにコメントを書いたらいいかわかりませんが、【インド占星術式】宝石療法(今はそれほど当てにしてないです。フラットな感覚です)の話ですので、こちらに致します。
率直に言って、惑星数智学からなる9惑星の宝石の算出法って、インド占星術とは関係ありませんよね?
http://pg-s.jp/index.html
こちらの簡単なラッキー宝石の求め方はカバラ数秘術が元になってますので。
因みに私は夜中生まれなので、これで行きますと、本質数が1で太陽、運命数が7でケートゥ、個性数は4でラーフ・・・の宝石になります(夜明けの時に日付が変わるインドの習慣から、それ以前の生まれは前日生まれとなる)。
でも、本場インド占星術で行きますと私のチャートでは、太陽は12室支配、ラーフとケートゥは共に減衰なので、インド占星術的には絶対に持ってはいけない宝石になりますよね(外国と関わるときルビーは最高だと思いますが)。
上記のリンク先、これって、日本独自のものですよね?
うかつに持ってては危険じゃないでしょうか?
りょうさん
お久しぶりですm(__)m
お仕事は順調ですか?
>率直に言って、惑星数智学からなる9惑星の宝石の算出法って、インド占星術とは関係ありませんよね?
数秘術系は知識が乏しく、あまり正確にお答えできませんが・・・
インド占星術の中にはとりあえずないと思います。
ただ、インド占星術をやる人は、同時に数秘術や手相を併用する人が多いので、補足技術のようなものと捉えた方がいいかもしれません。
>でも、本場インド占星術で行きますと私のチャートでは、太陽は12室支配、ラーフとケートゥは共に減衰なので、インド占星術的には絶対に持ってはいけない宝石になりますよね(外国と関わるときルビーは最高だと思いますが)。
これも流派があり、解釈はいろいろです。
機能的凶星(←ドシュタナ支配星等)の処方を行う流派もあります。
ただ、凶星を強めるのは、間違った時にちょっと怖いですね。
個人的に安全と思うのは、機能的吉星であり、なおかつ、減衰・コンバースト・凶星からの影響などで傷ついているものをつけた方がいいと思います。
だから、減衰しているからダメと言うことはありません。
むしろ、それが機能的吉星なら強めるべきでしょう。
ただし、それが生来凶星で、他の重要な惑星をコンジャクト・アスペクト等で傷つけている場合は、強めない方がいいかもしれません(←傷が大きくなるかも)。
この辺りはケースバイケースです。
ラーフ、ケートゥは難しいですね。
月が傷ついている時は、ケートゥの石(キャッツアイ)がいいと思いますが・・・(※私は月がコンバーストなんで虎目石つけてます)
ラーフは何とも言えません^^;
こんなところでm(__)m
ISOPさん
以下、特殊な能力をもつ人から入手した情報です。
◆パワーストーンの扱いについて
・パワーストーンのエネルギー補給に際して、太陽光(朝日がより望ましい)に対して、毎月、一定時間当てること。なお、エネルギー消費量が多い場合、その回数を増やすのが望ましい。
・また、水による浄化も重要であり、夏場で5~7分/月、冬場で10分/月程度以上が目安となる。浄化に際しては、手で持つなどして、体に触れた状態で、流れた水で清めること。
・最初に入手した際には、他者の波動などの汚れをとり除くのが望ましい。水による浄化が必要となる。この際、大きいバケツなどで水に浸す方法もある。
・その他
一般論して言われるパワーストーンの効果に加えて、各個人に対しては、異なる作用を与えるケースもある。護身用の例として、ルチルクオーツなど挙げられるが、各個人にはより相応しいタイプが存在する(但し、普通の手法では、その選択は厳しいかもしれませんが)。
こんばんはm(__)m
なるほど、貴重なご意見、ありがとうございましたm(__)m
参考にさせて頂きます。
ちなみに私の聞いた宝石の取り扱いは以下のようです。
・宝石は傷が無く綺麗な色の石をつける
・できるだけ肌に触れるようにする
・腕輪、アームレット、ペンダントなどとして身につける(あまり石に穴などはあけない方が良いとされる)
・対応する曜日に着用し始める。例えば、水星の石は水曜日の朝、手の上に宝石を乗せて惑星のマントラを108回(以上)唱えてから身に着ける。
・大きさは2カラット以上。それ以下だと効果は薄い。
・身につける前に生姜水か塩水、ローズウォーター、牛乳などに一晩つけて浄化する
・惑星の影響を強めるため、服は惑星に対応した色のものを身につけると良い。
・痰の出ている日、水腫やうっ血、悪感情のある日は避ける。
・また自分に合わないと感じたらはずす。
・たまに浄化として、塩水や生姜水、ローズウォーターなどで洗い、浄化させると良い。
以下の、「あるヨギの自叙伝」やライフ博士の研究も面白いので、ご参考までに・・・m(__)m
http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2015/01/26/autobiography-of-a-yogi-1/
http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2015/02/01/autobiography-of-a-yogi-2/
http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2014/09/13/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%A8%E5%AE%9D%E7%9F%B3%E5%85%89%E7%B7%9A%E7%99%82%E6%B3%95-%E2%91%A0/
こんにちは!
生姜水での浄化は初めて知りました 効きそうですねー
先日のことですが
バラド、シャンカ、ルドラクシャ
それとマントラブレスが
するりと抜け落ちて外れてしまいました
ずっと身につけてて初めてのことで
また一度に4つもでちょっと驚き
(でも星回りを見て納得
手にとると重い感触になっており
水で浄めて再びつけるのもどうかと外したままです
(バラドって洗えるのかしら
置物ならいいと思いますが・・・
今は手首に
先月50円くらいで買った
ルドラクシャがあるのみ
自分のあり方共々
新旧入れ替わりの時かな!
見えないけれど守ってもらえたということで
こんばんはm(__)m
>生姜水での浄化は初めて知りました 効きそうですねー
ショウガ臭くなりそうで、ちょっと嫌ですけどね~
>また一度に4つもでちょっと驚き
な、なんと不吉な!!
・・・って、嘘です^^
お守りに持ってたものが、割れたり壊れたりする時って、身代わりになってくれたというのを聞いたことがあります。
でも、4つ一度にって珍しいですね^^;
まぁ、もう着けないけど、捨てるのも罰が当たりそうと言うのなら、お焚き上げに出すという手もありますよ。
お焚き上げに出す前に、京都センターの祭壇に掲げて、お礼を言うといいでしょう^^
また、バラドは銀と水銀の合金なので、水で洗っても大丈夫ですよ(←錆びない・溶けないという意味で)
ただ、水銀入っているので、むやみやたらに捨てると公害の元になりますので、捨てるときは気を付けてくださいm(_)m
川に流そうかと思いましたが・・・バラド保留します
Nラーフケートゥ軸の度数ちょうどへ
Tラーフケートゥ軸が逆に訪れ
ダシャーは12室の2星
ダシャーおわりの日に外れてしまい・・・
一年近くそばにいた
かわいい仲間たちと突然のお別れは
地味な暮らしの中では大事件なのでした
おかげさまで
無事です
ありがとうございます
祭壇にもお礼ですね
了解しました!
大事件ですが、無事で良かったです^^
今度、ラグナを教えてくださいね。
明日の定例会は来られますよね^^
パラド初めて見ますので、持ってきてくださいm(_)m
よろしくお願いしますm(__)m