【アシュタカヴァルガ】:アシュタカヴァルガの応用
メルマガからの転載です。
アシュタカヴァルガの応用
アシュタカヴァルガの応用編です。
主に『Ashtakvarga Thumb Rules by Late C.S.Patel』 という小テキストからです。(ネットに落ちてます)
また、基礎はメルマガ第5回でやったので、復習しておいてください。
〔基本〕
・総合アシュタカの総点数は337点で、1つ当たりのハウスの平均点は28点になります。
・高揚、定座、友好星座、ケンドラ在住、トリコーナ在住は惑星が強くなりますが、その惑星が在住するハウスの総合アシュタカヴァルガの点数が28点以下の点数しか無ければ、平均的な結果しか得られません。
また、逆に
- 6、8、12室の支配星
- 6、8、12室に惑星が在住
- 減衰、凶星と同居/アスペ、敵対星座に在住
の場合、惑星は弱くなりますが、その惑星が在住するアシュタカヴァルガの点数が28点以上の場合は、比較的良い結果が得られるでしょう。
ハウス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
点数 | 25 | 22 | 29 | 24 | 25 | 34 | 19 | 24 | 29 | 36 | 54 | 16 |
Total 337
各ハウスが上記の点数より低ければ、良い結果は得られません。(※11室が異常に高い気が・・・^^;)
逆に、これより高ければ、良い結果が期待できます。
また、各ハウスに
吉星の影響があれば、上記の点数より低くても、良い結果が期待でき
凶星の影響があれば、上記の点数より高くても、悪い結果となるでしょう。
吉凶両方の影響があれば、結果はミックスされるでしょう。
一般的に、30点以上あれば良い結果、25~30点なら平均的、25点より低ければ悪い結果となるでしょう。
〔結婚〕
花婿と花嫁の、ラグナ、または月の星座が30点以上であるならば、その結婚は成功し、幸せになるでしょう。
ラグナ、または月の星座において、花婿・花嫁の片方が30以上、もう一方が30より小さかったら、ミックスの結果が得られるでしょう。(吉星のアスペクトがあれば、良い結果が優勢、凶星のアスペクトがあれば、悪い結果が優勢です)
彼らのラグナ、または月の星座が25より小さかったら、その結婚は失敗し、不幸になるでしょう。
※ある知り合いの占星術師から聞いたのは、お互いの7室の点数に差があると、片方は家庭を重要視し、片方は個人を重要視するから、うまく行かない。同じ程度の点数だとうまく行くとの見解でした。
〔遺産・相続〕
以下の場合、遺産や相続を得る。
- もし、4室が24点以上で、そのハウスにいかなる凶星の影響(=在住・アスペ)もない場合。
- 2室が22点以上で、凶星の影響(=在住・アスペ)が無い場合
〔自分で稼ぐ〕
もし、10室が36点以上であり、いかなる凶星の影響もなければ、その人は自分でお金を良く稼ぎ、幸せへと導かれるでしょう。
〔収入〕
もし、11室が54点以上であり、凶星の影響が無いなら、その人は熱心に働くことなく、多くの収入を得るでしょう。
〔突然の収入〕
アセンダントが25点以上、かつ、9室が29点以上であり、両方のハウスが凶星の影響を受けていない時、その人は思いがけない突然の収入を得るでしょう。
〔プラケールナ・ヨガ:Prakeerna Yoga〕
各ハウスの組み合わせの比較から、良い結果を生み出す点数が知られています。
以下に例を出します。
・12室の点数が11室の点数より低い時、その人は裕福になります。
もし、上記と逆なら、その人は経済的な困難に見舞われます。
・もし、11室の点数が10室の点数より多ければ、彼の努力から期待できる以上のお金を得ることができるでしょう。
もし逆であれば、努力しても、その努力に見合わない収入しか得られないでしょう。
この場合、その10室と11室の点数差が、努力と収入の差になります。
・1室、2室、4室、9室、10室、11室の点数を足し、その合計が164点以上であるならば、支出より収入の方が大きくなります。164以下ならば、収入より支出の方が多くなり、経済事情は赤字になるでしょう。
・6室、8室、12室の点数を足し、その合計が76点以下であるならば、支出より収入の方が大きくなります。76以上ならば、収入より支出の方が多くなり、経済事情は赤字になるでしょう。
・まず、1室、4室、5室、7室、9室、10室の点数を足して合計を出ます。仮にこれをAとします。次に残りのハウスの合計を出します。これをBとします。BよりAが大きければ、その人は知的で賢く、善い行いをし、慈善的でしょう。
他にもハウスの組み合わせがあります。
- 1-5-9室の合計・・・バンドゥ(Bandhu)
- 2-6-10室の合計・・・セワック(Sewak)
- 3-7-11室の合計・・・ポシャック(Poshak)
- 4-8-12室の合計・・・ガータック(Ghatak)
ポシャックの合計が、ガータックの合計より大きい時、その人は裕福になるでしょう。
バンドゥの合計が、セワックの合計より大きい時、その人は独立したビジネスを行い、良い同僚・仲間を持つでしょう。
・もし11室の点数が10室の点数より高いが、12室の点数が11室と10室のの点数より低く、また1室の点数が12室の点数より高い時、その人は有名かつ裕福で、力を持つ人間になるでしょう。この成功の度合いは、これらの点数差によります。
〔病気〕
・もし、ラーフが6室、または8室、または12室に在住している時、この人は、この点数の年齢時に、ヘビや食物の毒に犯される傾向があるしょう。
また、その年にラーフが同じハウスにトランジットしてくることがあれば、それは確実に起こるでしょう。
・火星が在住しているハウスの点数の年齢の時、その人は怪我をしやすいでしょう。
同様に、土星が在住しているハウスの年齢の時に、病気か悲しい出来事が起こりやすいでしょう。
〔貧困〕
1室、9室、10室、11室のそれぞれのハウスの点数が30点より小さい時、その人は貧しく、病気がちで、短気な傾向があるでしょう。
もし、上記のハウスの点数が19~22点で、凶星がトリコーナに在住している時、その人は幸福を失うでしょう。
〔富と子供〕
木星が在住しているハウスの点数の年齢の時期に、子供や富を得る傾向があります。
〔結婚〕
金星が在住しているハウスの点数と同じの年齢の時期に、結婚する傾向があります。(※私個人で言えば、これは当たってません・・・凶星の影響があるからかもしれませんが・・・)
〔学習・知識〕
同様に、水星が在住しているハウスと同じ年齢の時に、その人は多くを学習し、知恵や名声を得る傾向があります。
〔方向〕
各ハウスは以下の方向を示します。
- 1室(ラグナ)・12室・11室・・・東
- 10室・9室・8室・・・南
- 7室・6室・5室・・・西
- 4室・3室・2室・・・北
各方位におけるハウスの合計を出します。最も高い点数の方位が、吉の方角です。
そちらの方角の国や地域への移動は多くの恩恵があるでしょう。
逆に最も低い方角が、凶の方角です。(引っ越し・海外旅行などで)この方角に行くのは避けなければいけません。
また、同様に、出生図において高揚している惑星の方角は吉となります。
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勉強のため、たびたび訪れています
これを最初にノートに移したときは知らなかったのですが、
4・3・2室北であるはずが
東になっています(-_-;)w
二方向が同じ方角になっている・・なるほど。
読めないわけだ、と納得w
私のように勉強のためいろいろ情報を調べていくような方のために修正をお願いいたします。
いつも勉強のたびに、お世話になり感謝です。
R様
ご指摘、ありがとうございます。
修正致しましたm(__)m
ミスが多いので、またお気づきになりましたら、ご指摘いただけると助かります。
よろしくお願いしますm(__)m