あけましておめでとうございますm(__)m

皆様、お元気ですか?

こちらはなぜだか、年を追うごとに、さらに忙しくなっていきます・・・

いい年こいてインド雑貨店とか、訳の分からんトイレとか、正体不明の饅頭とか作る始末・・・

「まだラーフ期なんじゃねーか?」と疑う毎日・・・

ブログでは放置プレーが続いていますが、本年もよろしくお願い致しますm(__)m

 


 

【1.ナヴァムシャの見方(基礎編)】

ナヴァムシャで主に見られるものは以下のようなものがあげられます。

  1. 結婚・配偶者
  2. 晩年、またはラーシで表されるものの結果
  3. 星の強さ (ヴァルゴッタマ、高揚・減衰、アスペクトなど)
  4. 内なる神
  5. 仕事 (ラオ先生によると、結構重要らしいです)
  6. 一般事項 (性格や子供や取得や家族やダシャー)

ナヴァムシャを単独で見るのでなく、ラーシチャートとの連携も常に意識しましょう。
例えば、結婚において、ナヴァムシャの7室、7室支配星を見るだけでなく、ラーシチャートの7室支配星がどうなっているのか、ナヴァムシャでチェックし、その入っているハウス、強さ、アスペクト、ヨガなどを考慮しましょう。

ナヴァムシャの見方としては、流派があり、ハウス、コンジャクション、アスペクト、角度、シャドバラ、ヨガを無視するところもあります(※特にマハリシ系ジョーティッシュは無視すると思います。)

 

〔結婚のタイミング〕

  • ナヴァムシャのラグナロードがケンドラにある – 早婚
  • ナヴァムシャのラグナロードがトリコーナ:少し遅れるが適齢期に結婚します。
  • ナヴァムシャのラグナロードがドシュタナで凶星の影響を受ける:→30才を超えてから結婚する
  • ナヴァムシャのラグナロードが非常に傷ついている: 結婚しない
  • ナヴァムシャのラグナロードが7室にあり、7 室支配星が12室にある:→ 23歳または26 歳で結婚。
  • ラーシチャートの8室の星座がナヴァムシャの7室の星座に当たり、金星がナヴァムシャのラグナに在住する→25歳または33歳で結婚
  • ダシャーにおいて、ナヴァムシャの星回りを考慮しましょう。ナヴァムシャの1、7室支配星や1、7室在住星の時期も有力な結婚やお付き合いの時期となります。

 

〔配偶者の性質〕

  • ナヴァムシャのラグナロードが以下の場合、その人は、美しく、教養があり、賢い妻を得て、人生は豊かになります
  • 高揚、ムーラトリコーナまたは定座に在住
  • 他の多くの分割図でケンドラ/ トリコーナにある
  • 凶星とあらゆるアスペクト/コンジャクトを持っていない
  • ナヴァムシャのラグナロードが減衰またはドシュタナで、凶星のアスペクトを持っている場合、その人は平凡な/悪い性格の妻を取得します。

 

〔結婚生活〕

ナヴァムシャチャートにおいて

  • 7 室、7 室支配星が吉星によってアスペクトされているか、金星が良いハウスにある時、結婚生活は滑らかで幸せになります。
  • 7室支配星が太陽や火星である場合、夫・妻は、互いに正直で信頼できるでしょう。(※なぜかは分かりません)
  • 太陽、水星が7室に在住している場合は、不倫(extra marital affairs)があるでしょう。(※なぜかは分かりません)
  • 金星が7室支配星で、高揚かラグナに位置するか、7室に在住する時、その人は、多くの女性との関連を持つことになります。

以上が結婚系です・・・まぁ、基礎的な感じです。
結婚のタイミング・配偶者の性質において、ラグナが強調されるのはちょっと意外でしたが。
記述がないですが、個人的には、ナヴァムシャの7室、7室支配星、金星の状態・傷つき加減も結婚の時期・配偶者の性質に影響するのではと思います。

また、タイミングの項において「23 or 26才」や「25才 or 33才」などのピンポイントな時期が示されています。こういうのはよく古典で示されますが、個人的にあまり当たらないのではないかと思います。(検証したわけではないですが)

 

〔子孫〕

ナヴァムシャチャートにおいて

  • 5 室に吉星が在住、または5室支配星が吉星を絡んでいるならば、その人は良い子孫を持つことになります。
  • ラーシ・チャートにおける5 室支配星がナヴァムシャ・チャートのケンドラ、またはトリコーナに在住しているならば、その人は良い子孫を持つことになります。
  • 5室と5室支配星が凶星によって傷つけられているとき、その人は自分の子供たちから幸せを得ることはないでしょう。

 

〔仕事〕

以下は、仕事に関して、ラオ先生の本を大森 一氏が訳したものになります。(インド占星塾にあった情報です)

【原則1】

ナヴァーンシャの10室の支配星を見る。10室の支配星が示す職業は、昔からの職業であろうがなかろうが、現代における仕事の種類を表している。鍵となる惑星を見つけることで、それがどのような職業であるかを知ることができる。
ナヴァーンシャの10室支配星は、ハルディオ・シャルマ・トリヴェディ氏も第一に注目するところである。彼はその惑星を鍵となる惑星と呼び、その惑星に割り振った職業は限られていた。惑星順に、彼が割り振った職業を見ていこう(ラーフとケートゥは除く)。

【原則2】

  1. 月とラグナを比較して、どちらが強いかを調べる。
  2. 次に、月とラグナから見た10室の支配星を比較して、どちらが強いかを見る。
  3. 最後に、ナヴァーンシャで月とラグナから見た10室の支配星を比較して、どちらが強いかを見る。

【原則3】

3つめの原則は、最初の原則1の拡張です。まずは、以下の内でどれが一番強いかを調べます。

a アセンダント

b 月

c 太陽

  • 上の中でもっとも強い惑星から10室の支配星を、出生図とナヴァーンシャで調べる。
  • これまでに見てきた解析手法を当てはめる。

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仕事はちょっと具体例がないとわかりにくいですね(^^;

とりあえず、基礎的な見方は以上です。

さて、次回はちょっと進んだ見方をやります。

今日、紹介したのはスタンダードな見方という感じがしますが、次回はかなりイレギュラーな感じですので、検証が必要かもしれません。

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