【1.ドレッカナ・チャートの使用法】

今日はドレッカナの詳細・見方について解説します。
あくまで一例・原則でありますので、臨機応変に鑑定してください。

  • ドレッカナは3室の拡張である
  • したがって、ドレッカナは兄弟からの幸・不幸を示唆する
  • その他、3室は、コミュニケーション、旅行、文筆、聞くこと、上腕、親戚、勇気、元気さ(快活さ)、楽観主義、ハードワーク、冒険などを示す
  • 火星は、若い方の兄弟(=弟妹)、勇気、強さ、バイタリティを示し、木星は年上の兄弟(=兄姉)、取得、進歩、喜び、強さを示し、これらの惑星がD-3チャートにおいて良い配置・状態であるならば、その人は楽観主義で、ハードワークで、兄弟姉妹について幸運を得るでしょう。
  • 3、11室の支配星がケンドラかトリコーナにあるならば、その人は勇敢で、兄弟姉妹から幸福・愛情・サポートが得られるでしょう。
  • もし、D-3チャートの3室に吉星があるならば、その人は兄弟から愛情と尊敬を得られるでしょう。
  • もし、ドレッカナのラグナに、吉星が在住していたり、アスペクトしているならば、その人は有名になり、有徳で、パワフルで、野心的(ambitious)で、熱意があり、技能を持った人でしょう。
  • D-3チャートにおいて高揚した星がケンドラを占めるなら、その人は王か重要な役職に就くでしょう。
  • D-3チャートにおいて、惑星が自分のハウスに在住(定座)するなら、地主か農業かその他の財産を得るでしょう。惑星が友好星座にあるならば、流暢なしゃべり手になるでしょう。
  • もし、ドレッカナのラグナロードが高揚か、自分の星座にあるか、吉星との絡みがあるならば、その人は幸福で社会で成功し名誉を得るでしょう。
  • D-3におけるラグナロードが減衰するか、敵対星座に入るか、6,8,12室に入るなら、大きな損害・けが(injury)を負うでしょう。※原文には「D/3 load」となっています。もしかしたら、ラグナロードではないかもしれません。
  • ラーシチャートにおける、ラグナロード(アートマ)、5室支配星(ジーヴァートマ)、9室支配星(パラマートマ)が、ドレッカナチャート内で結びつくならば、その人は幸福になるでしょう。

 

〔兄弟姉妹の有無について〕

  • D-3チャートにおいて、強いラグナロードとダーナ・ヨガは兄弟姉妹がいることを示す。
  • ラージャ・ヨガは、兄弟姉妹が高い地位にいる、または登ることを示す。
  • 3室と3室支配星が悪い位置、または傷つけられているなら、弟妹はいないことを示す。
  • 11室と11室支配星が悪い位置、または傷つけられているなら、兄姉はいないことを示す。

 

〔兄弟姉妹の有無について(ラーシ版)〕

また、ドレッカナとは関係ないですが、ラーシにおいて兄弟がいることを示唆する星回りは以下のようになります。合わせて覚えておきましょう。

  • 火星(または木星)と3室の支配星が、3室にアスペクトしているなら、兄弟姉妹はいます。
  • 一方、火星と3室の支配星が傷ついていたり、悪い場所に位置しているなら、兄弟姉妹が生まれる可能性は減ります。
  • 3室に男性惑星の方が多い場合も兄弟姉妹がいることを示唆します。
  • また、3室に金星が入ると兄弟に女性が多くなります。また、木星が入ると兄弟は多くなり、水星が入ると、兄弟は少なくなる傾向。
  • 11室にラーフがあると、その人は兄弟の中で最年長か一番下です。

 

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