【1.ナヴァムシャの見方(応用編)】

前回、ナヴァムシャの基礎的な見方をやりましたので、今日は少し進んだ見方をやります。

まだ未検証で、どれぐらい当たるか分からない技法ですので、自分、もしくはお手持ちのチャートで検証してみてください。

 

1) ラーシチャートにおける第7室支配星がナヴァムシャ・チャートで入っている星座の支配星を、ラーシチャートで分析してください。
(※分かりにくいので解説すると、
 ラーシの7Lが何の星か調べる→ナヴァムシャでその星がどの星座にあるか調べる→その星座の支配星を調べる→ラーシに戻りその星の状態を見る)

これはあなたが、あなたの周りの人との関係を保つためにどういう行動をとるか、または、あなたがあなたの配偶者に対しどう接するかの情報を与えます、

例)たとえば、蠍座ラグナとします。金星は第7室支配星になります、金星がD-9チャートで山羊座に位置すると思ってください。この星座の支配星は土星です、それゆえに、ラーシ・チャートに戻って、この土星の強さ、配置、結合を見てください。

 

2) ナヴァムシャ・チャートでのラグナロードの配置を見てください。

その人がどのように彼(or彼女)の配偶者に対し、本質的にどうふるまうかについて知ることができます。

  • それが第6室に置かれるならば:その人は、彼(彼女)の配偶者と争う傾向があります。
  • 第8室ならば:その人は物事を配偶者から隠す・秘密にする傾向があり、誠実・潔白でありません。
  • 第12室ならば:その人は、彼または彼女の配偶者のために無関心です。

 

3) ラーシチャートにおいて、ナヴァムシャのラグナ支配星の配置、強さ、結合を見てください。

これは、その人が世間の人の前で配偶者に対してどのようにふるまうかの情報を与えます。

 

4) 配偶者の特徴に関しては、ナヴァムシャ・チャートの第7室を1室として見られなければなりません。

どのように、彼/彼女がその人とふるまいますか。

上記と同様に2番目および3番目の見方を適用してください。

 

〔その他の概念〕

1) その人と彼の配偶者の関係の種類は、ラーシのラグナロードとナヴァムシャのラグナロードの間で友好の強さによっても考察することもできます。

例:その人のラグナが蠍座で、ナヴァムシャで乙女座ラグナであるならば、火星と水星が敵同士であり、配偶者との関係性はよろしくありません。しかしながら、木星がナヴァムシャのラグナに在住しているのなら、木星が火星の友好惑星であることから、悪影響が減らされるでしょう。

2) ナヴァムシャのラグナの支配星がラーシ・チャートの2または11室に存在するならば、配偶者は家族に富をもたらします。

3) ナヴァムシャのラグナロードがラーシ・チャートのラグナまたは7または9室にい在住するならば、結婚は幸先がよくて安定するでしょう

しかし、結論を急がないでください。この上記の場合、ナヴァムシャのラグナロードが減衰やコンバーストがあってはならなくて、敵のサインに在住したり、いかなる凶星からの悪影響があってはいけません。さもなければ、上記の良い結果は起こりません。

 

〔ジャイミニによる記述〕

また、ジャイミニ・スートラ(経典)4.3.69-4.3.73には以下のような記述があります。

ラーシのラグナから、ナヴァムシャのラグナが何室目にあるかに関し、その結果を以下のように説明されています。(配偶者ではなく、その人自身の特徴です)

  • ナヴァムシャのラグナがラーシのラグナから第12室目の星座に置かれるならば、その人は自分勝手で、意地が悪い(base and gross)です
  • ナヴァムシャのラグナがラーシのラグナから第9室目に置かれるならば、その人は情熱的です。
  • ナヴァムシャのラグナがラーシのラグナから第11室目に置かれるならば、その人は解脱に到達します。
  • ナヴァムシャのラグナがラーシのラグナから第7室目にあるならば、その人は罪深いです。

 

※ちなみに私はラーシは蟹座ラグナ、ナヴァムシャは魚座ラグナなので、9室目ということになり、「情熱的」ですね!^^
まぁ、確かにいろんなことに興味・熱中・情熱は持ちやすい方かな・・・

関連記事: